院長コラム
2010年03月30日(火)
大分県 「鉄輪 共同湯」 [院長コラム]
●宿にした「鬼山ホテル」には、ホテル自慢の広い露天風呂があります。しかし、今回はあえて入らずに、朝早く起きてホテル裏の街並みを散策してみました。そうそう、鉄輪は9か所の地獄巡りが有名です。鬼山ホテルの裏は「ワニ地獄」があり、ワニを観察できますが私は楽しくはありませんでした。
●上人湯
共同湯の一つである、上人湯を訪れましたが、8時からとのことで、さらに散策を続けました。
●芝居と歌舞伎小屋
上人湯からさらに坂を下ると、立派な芝居小屋が見つかりました。湯治を楽しむお年寄りにとっては、この環境は堪らないのではないでしょうか!?
●地獄湯
まだ薄暗い中風呂桶を持った老人数人に会いました。皆足並みを揃えてぞろぞろと・・・・「あ!これは、皆風呂へ行くんだな〜?」早速、後についていくと、案の定この地獄温泉に到着しました。外にいた老婆に「ここの湯は良いですか〜♪」と尋ねると「ここはね。直ぐには分らんが、何度も入りるととってもええヨ〜」との答えが返ってきました。その言葉に誘われて、早速入湯しました。
●玄関
どこの湯も必ずお地蔵さんが祭られていて、年寄りは必ず手を合わせて湯船へ向かいます。「チ〜ん。」
●シンプルisベスト!
透明なナトリウム泉で、ほとんど無臭でした。半信半疑で入ってみると「好いんだわ〜これが。」熱めでしたが、ここの共同風呂は水で温度を下げることができるらしく、熱いけれど暫く浸かると好いわ〜って感じで、熱いけどなかなか出たくない感じです。体がとても喜んでいるのが分り、出たり入ったりを繰り返しながら2時間も滞在してしまいました。
●この見事な結晶!
蛇口にこびっしり着いたこの歴史、私は、いつも注ぎ口を撮影しチェックしますが、思わず「いや〜、いいよね。まいった、まいった。」と一人貸切状態の湯船でつぶやくのでした・・・・。
●お名残り惜しいですが・・・。
湯船で一緒だったお爺さんは、姫路から引っ越して来て4年だそうです。色々と巡って、ここ鉄輪が一番気に入ったそうで、この周辺をふらふらしていたら、良い土地が見つかったので移り住んだそうです。「それに、芝居が好きだで、ここはええんよ〜」
●渋の湯
地獄湯を出て、一本裏通りを歩くと同じく公共温泉がみつかりました。「渋の湯」、是非次回はここにも入ってみたいと思いました。
●掛け湯地蔵
とても新しく感じたお地蔵さんですが、体の調子が悪い部分にお湯を注ぐと良くなると聞きました。
●むし湯
どこかのポスターに「むし湯」が復活したと貼ってありました。2時間の湯でくたくたでしたので、次回は入ってみたいと思います。
●ひょうたん温泉
鉄輪で有名な「ひょうたん温泉」夜遅くまでやっているのでとても便利です。地獄湯でゆったりと堪能した後なので、このたびは、そそられませんでした。また、機会があれば、レポートをお送りします。鉄輪最高!
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17時45分