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2011年03月02日(水)
火傷に注意! [News]
●火傷
誤ってヤカンの熱湯がかかってしまっと聞きました。数日間は、皮膚が少し赤く変色しただけでしたが、三日目あたりから、皮膚の脱落がみられました。感染症を防ぐ抗生剤と皮膚を保護し、剥がれた上皮を再生させる処置を行いました。
●処置1(雨の日用)
湿潤密閉療法を施しました。
片口、足先、左脇腹と広範囲に及びます。全てを包み込むバンテージをおこないました。足先は、飼い主さんの靴下と、足先が雨で濡れない様にビニール袋で覆います。
●処置2(晴れの日用)
人間同様に火傷も広範囲に及ぶと死に至ります。子供と同じく事故が起こらない様に十分な注意が必要です。
●火傷の処置
人間と同様に火傷をしたら、まずは水で冷やさなければなりません。人間と異なり毛が生えていますので、火傷の場所が分りにくく別の場所を冷やしてしまうこともあり注意が必要です。その後の処置は、火傷の範囲と損傷の程度によりますが、上記の通り感染を防ぎ、湿潤療法で治療します。また、皮膚の壊死が広範囲に見られた場合には、皮膚移植、皮膚形成術が必要になります。とにもかくにも、動物は火のそばには近寄らせない様に注意しましょう!
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10時08分