院長コラム
2012年10月15日(月)
大分県 明礬温泉 岡本屋と鶴寿泉 [院長コラム]
●明礬温泉は別府8湯の一つですが、8湯の中で最も標高の高い温泉です。ということはそれだけ濃度が高いとも言えます。今回は大分県別府市、明礬温泉の中でも老舗旅館岡本屋さんにお世話になりました。歴史のあるたたずまいで、陛下がお泊りになった部屋は落ち着きのある雰囲気でした。
●泉質
スカイブルーの単純酸性硫黄泉。特に外の露天は、赤川温泉と同じく神秘的です。飲泉もできますが、かなり酸が強い気がしました。適応は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔、冷え症など。
込み合う時期は、立ち寄りができないそうです。
電話で確認してください。0977-66-3228
●地獄蒸し
別府の料理といえば地獄蒸しが有名です。地熱で肉、野菜などを蒸して「ほっこり」と戴く料理は心も体も暖まります。しかし、卵以外のその美味さは食材が支配するので、良い食材を使用しているところを選ぶ必要があります。岡本屋の地獄蒸は、70点というところでした。しかし、岡本屋の手づくりロングセラーの地獄蒸しプリンは美味しくて思わずお代わりしてしまいました。
●鶴寿泉(かくじゅせん)
こちら、岡本屋のすぐ隣にある共同湯です。朝の一番風呂に入るべく、5人ほどが並び6時の開錠を待ちました。お地蔵さんに感謝を申し上げ、さい銭して入場。
勇んで入ろうとも熱過ぎる(>60度)。常連のおじさんからと手ほどきを受けて、皆で水で薄めてかき混ぜて待つこと5分。
●泉質
やや白みがかった酸性湯(PH1.7)、岡本屋とおなじく硫黄の香りが漂います。常連のおじさんが「あんたはどこに泊まっとる?」「岡本屋です。」「んじゃあ、ここに入ることはない、ここの湯は岡本屋から分けてもらっとるんよ。」でした。しかし、独特なローカルな雰囲気は、鉄輪温泉と似た味わい深い忘れられない湯の一つになりました。
泉質 ★★★
接客 ★
食事 ★
17時12分