広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2015年06月03日(水)

犬の舌腫瘍 その1 [News]

●ノア ♀ 14歳 ダックスフンド
以前、舌腫瘤を病理検査に提出した結果は、炎症性肉芽腫病変と診断が下り経過観察を行うことになりしたが、それから1年、よだれに血が混じり、食べたいけど食べれない、日に日に痩せてくるなどの主訴で来院されました。検査、状況に応じては摘出を考え麻酔を施しました。
今回の病変は、舌下側、口峡部に広範囲に広がり、前回とは性質が異なっている感があります。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●口腔内検査
口を開けてみると舌根部に大きな肉芽様腫瘤が目に止まりました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)
画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●舌側部
同じく舌側部左右、舌根部も腫れ上がり、塊状の病変となっていました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)
画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●摘出
術後の機能害を心配しつつ、舌根部から舌側部にかけてできるだけ左右を広範囲に切除しました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)
画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●縫合
摘出後は定法通り縫合しました。

画像(330x247)・拡大画像(640x480)

●術後
この度、飼い主さんは病理検査を希望されませんでした、悪性所見と仮診断し、先ずは@水の変更(還元電位の高いもの) Aミネラルの補給 B電磁波の除去 D生薬の処方 E食事の変更(化学物質、農薬、重金属汚染のないもの)を早速に開始しました。

術後3週間ですが、出血もよだれも治まり、舌の機能障害も順調で、術前は、落ち着きがなく虚脱していましたが、病院のテーブルで仰向けでくつろぎ、いつもの「ノア」に回復しました。


関連タグ :

19時37分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]