よくある質問
ウサちゃんの斜傾 [よくある質問]
涙焼け(流涙症)について [よくある質問]
「涙焼け」をご存じですか?
白い毛色で目立ちやすいですが、黒い毛色の動物でも発生します。
原因は、涙管が閉塞あるいは半閉塞することです。
涙管は、涙の排液を行う管であるために、涙が眼から溢れ出て、その成分で眼の周囲が変色を起こします。
子供のころに著しい結膜炎を生じた猫ちゃんの場合には、涙管穴が閉鎖して存在しないこともあり、対応できませんが、涙点(涙管の穴)が存在する場合には、カテーテルを挿入して管の洗浄を行います。
眼の下方涙点から
前方に「ピヨ〜ン」と見えるのが閉塞物です。
上下に存在する涙点から、カテーテルを挿入して、それぞれを洗浄します。
そして、個々の穴と鼻から洗浄液が出れば処置完了です。
再発を繰り返すケースもしばしばあります。
子宮蓄膿症 [よくある質問]
中年以降の雌のワンちゃんに多い病気です。
●原因
発情に伴い分泌される黄体ホルモンは、子宮内膜増殖性変化を促す。毎回、発情が繰り返されると、時に嚢胞性増殖と炎症が起こる。この状況により外部からの防御機能が低下し、感染が生じる。
●症状
解放性のタイプは、外陰部からの膿状の「おりもの」を見る。
元気、食欲に変化のない場合もあるので注意。
閉塞性の場合には、腹腔内に膿汁が漏れ出し、腹膜炎を生じ死に至ることもある。
例)ダルメシアン 9歳 20kg
発情後、1か月して調子が悪くなったと来院。
以下は膿が溜まった子宮の超音波像と実物の1.35kgの膿が詰まった摘出子宮
例) 猫Mix 4歳 3.9kg
腹腔鏡下避妊手術の際に子宮蓄膿症を発見
●犬と同様に膿が詰まった映像が見れます