広島県呉市「石崎動物病院」

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院長ブログ

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猫の消化管リンパ腫と狭窄 [院長ブログ]

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●きき 猫Mix 10歳 ♂
慢性腎不全で来院され、治療後安定しましたが、その後定期的な嘔吐を繰り返すため、他の原因を探すべく追加検査を行うことになりました。嘔吐の性質は、一気に大量の胃液を排出するため、閉塞を考慮しバリウム検査を行いました。

●バリウム検査
バリウムの通過延長が見らるものの、直腸まで排出されていることを確認しました。しかし、変わらず症状が継続するため、内視鏡による検査を行いました。

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●内視鏡検査
胃、十二指腸、空腸における肉眼所見は非常に綺麗で異常をみとめませんでした。念のために病理検査提出用の組織を採取しました。

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●再バリウム検査
病理検査は通常7〜10日の時間を要します。症状は内科処置を継続するも変化がないため、再度バリウムを飲んでもらう事にしました。

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●試験的開腹
バリウム検査の結果に異常が見られるため、試験的に開腹させていただくことにしました。病変は僅か5mmの狭窄で、部位は回腸部分でした。

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狭窄部位

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縫合

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切除した腸:中央が狭窄部

●結果
病理検査は未だ届いていません、回腸部分は狭窄を考えています、なぜならば、狭窄部位における肉眼的炎症が見当たらないからです。術後の状態は良く、嘔吐は全く無くなりました。リンパ腫の診断が下れば、抗癌剤は使用せず、環境改善と、漢方薬による治療を開始する予定です。ちなみに、白血病ウイルスは陰性でした。

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セキセイインコの精巣腫瘍 [院長ブログ]

●ピースケ 5歳 ♂
「足が痛そう」との主訴で来院されました。確かに右足に力がはいらないのか、止まり木を把持する力が不足し、やや拳上した状態でした。

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●精巣腫瘍と仮診断
3歳以上のセキセイインコに多く見られるのが精巣腫瘍です。精巣が体内で大きくなることで神経を圧迫し、足の麻痺がみられることがあります。飼い主の希望で、積極的な検査を行わず、上記の精巣腫瘍と仮診断して、漢方薬を処方することにしました。

処方を開始してから1ヶ月半、羽根を膨らましふさぎ込んでいた状態が一変、動きが以前の状態に戻り、汚れていたお尻も綺麗になり、拳上した足に力が入るようになりました。顔色も良く若返った感じすらします。

漢方薬の処方と同時に行った治療は、@電磁波を排除することA酸化した体を還元することB有害物質を除去することC酵素をあたえることでした。臓器治療と共に、身体の土台をなす異常を除去し整えることは当院のもっとも大切にしている方針です。この調子でさらなる回復に向けて頑張りましょう!

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猫の心不全、動脈血栓塞栓症、リンパ腫 [院長ブログ]

●ミーコ ♀ 猫
「突然後足が立たなくなり、機嫌が悪くなった!」と慌てて来院されました。身体検査では、起立不能、呼吸速迫、後肢冷感が顕著でした。動脈血栓塞栓症を疑い、股動脈の触診、心臓の超音波検査、胸部レントゲン撮影に移りました。

●血栓塞栓症
左心不全があるために血栓が大動脈に飛んで栓塞し、後躯(後足)麻痺になってしまったようです。緊急に血栓を溶解し、血液凝固抑制処置を行いました。

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●リンパ腫
心臓検査の為に胸部レントゲン撮影を行うと、胸の中心部に塊状病変(矢印)が見つかりました、上記血栓処置を行って数日後には、全身のリンパ節が大きく腫れあがってきたため、リンパ腫と仮診断しました。数日後から生薬によるリンパ腫の治療も合せてスターとしました。

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●両室(左右)心不全と胸水
超音波検査では、左右の心臓の著しい逆流と胸水が見られました。

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●予後
一旦帰宅するも、5日後に再度閉塞が起こりました。同様の処置を行い、速やかに開通、しかし、昨日、急に呼吸が早くなったため、レントゲン撮影を行うと多量の胸水が発見されました。胸の両サイドにチューブを留置する緊急処置をおこないました。左右50mlづつ胸水が抜けました。

問題点が多い現在、予断を許さない状態ですので入院は継続中です、幸い食欲旺盛、2度目の閉塞した足も開通を維持、早く帰宅できることを願って看護していま(愛)。

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