院長コラム
青森県 十和田市 酸ケ湯 [院長コラム]
●酸ケ湯温泉
青荷温泉から酸ケ湯温泉に向かう途中で巨大なスケールの紅葉を発見!道の両サイドから見事な紅葉に包まれる環境は美しすぎる〜!
同じく反対側の見事な紅葉です。あいにく曇りだったのが残念ですが、それでもお目にかかることのない素晴らしい光景です。
●酸ケ湯温泉到着
青荷温泉から紅葉の谷間を抜けて車で30分、強い硫黄臭が漂いだしました。
「オー!ここだー!」約32年前に訪れた時は、夜遅く建物の様子などわかりませんでしたが、今回全景を見ることができ、それは、それは、スケールの大きな湯治宿であったことに吃驚しました!それもそのはず、収容人員1000名。まさに山頂に浮かぶ空母です。
●番台
昔はここが番台だったようです。現在はフロントでお金をはらって、靴を入れるビニール袋をもらって、番台で入湯券を落とし、脱衣所に入りるシステムに変わっていました。
●説明文
脱衣所にある温泉の説明文です。この古びた様子が歴史を感じさせます。湯治は10日〜2週間とあります。
●千人風呂
巨大な湯船は、32年前はもっと大きく感じましたが、それでも大きく感じます。錆銅色の湯は、入った瞬間に私の体が喜んでいるのが分かります。まさに「染みるー」です。味は名前の通り酸が強く酸っぱく、温度は42度ぐらいだと思いました。持病の頚部痛が数分で80%改善、すぐにでも滞在して湯治を実現してみたいと切に思いました!濃度が強いのでしょうか長湯はできませんが、せっかく32年ぶりに訪れたので無理やり1時間程浸かりました。やはり湯上り後に、汗が玉のように噴き出て、どっと疲れを感じ気分が悪くなりました。
●鋭気を養う
日本の伝統文化である湯治は、私にはとても合うようです。明日から母校(青森県十和田市、北里大学)での勉強会に向けて気力を養うためにも、素晴らしい効果を示してくれることでしょう。
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青森県 青荷温泉 [院長コラム]
●青森空港〜八甲田へ
この度、私の母校である青森県十和田市の北里大学で行われる実習に参加するために、まずは青森に飛びました。そして、青森空港から八甲田山を抜けて大学に向かうルートを選択しました。久しぶりの青森です、1つや2つの温泉に浸からなければもったいないとの思いで、八甲田へ向かう中腹の「青荷温泉」で一泊することにしました。山は色づきちょうど紅葉まっただ中、向かう道中も自然と胸が踊ります。
●道の駅
道の駅の裏山をみると、これもまた見事な光景です。思わずシャッターを切りました。私は、青森に4年住んでいましたが、道の駅で見たりんごの種類の多いことには驚きました。「こんなに種類があったのー!?」
●宿到着
寄り道したせいで宿に到着したのが夕方になってしまいました。小雨が降りしきり、既に周辺は薄暗くなっています。駐車場からフロントまでは、急な坂を下ります。遠くの明かりを求めてやっと到着。「ランプの宿」と聞いてはいましたが、館内もランプのみ、昔の生活を体験できる味わい深い内容です。しかし、離れの部屋へ行くにも道が暗くて一苦労で、多少危険です。情報収集不足でしたが「ランプの宿とは、明かりは全てランプのみであり、当然夜はほとんど何も見えなくなる。お年寄りは決して、夕方にチェックインすべきでない!」と学習しました。
●翌朝
昨日、恐る恐るさまよったこの地は、360度見事に紅葉に囲まれ、宿地の中央部には川が流れ、まさに十和田の奥入瀬の様です。温泉は敷地内に4か所あるそうで、早朝5時から温泉ツアーの始まりです。「あら〜!こんなに奇麗なところだったんだ〜♪」
●滝見の湯
露天に浸かり紅葉に囲まれながら、その向こうには滝が流れる風景は、別世界を思わせます。一緒に露天に浸かった北海道から来たお父さんは、これから秋田の玉川温泉へ向かうと言われましたので「その前に、是非とも酸ケ湯によってから行ってください」とアドバイス。
●泉質
4か所とも泉質は同じですが、温度が違います。
湯の味は、どこも無味無臭。温度が高いか、低いかの違いだったので、私としては、その中間に当たる湯温が欲しかったところです。この風呂は、総ヒバ作りでで湯船の窓から紅葉を見渡すことができます。露店と同じく、解放感と優しさにに浸れます。
●食堂
夕食、朝食と約100名が一同に会し食事を始めます。夜はランプの明かりの中、隣の方の顔があまり見えないまま、膝を寄せ合いながら食事が始まります。いつの間にか、話がはずみ、酒を酌み交わす仲となり話に花が咲きました。他の宿には無いまったりとした雰囲気、これまた楽しや。
●朝食
宿が山の中に在るせいか、保存食が多い気がしました。シンプルな内容で、特に味噌汁は良い味がでてました!
●感想
古びた湯宿を求める私にとって、昭和57年に全面改築されたこの地は、とても綺麗で行き届いていましたのは良いのですが、情緒に欠け少し残念でした。しかし、文明の利器から解放され、不便さを感じつつも自然の有難さを味わえる貴重な体験をさせていただきました。今回は、季節が良かったので格別でした。有難う〜!
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アメリカの専門医 [院長コラム]
●アメリカの友人
アメリカには、専門医制度があります。それは、それは、専門医になるためには、大変な努力が必要です。写真の彼はアメリカの獣医外科専門医のChrisです。彼のスタイルは、自分の病院は持たず開業医から依頼を受けて、各病院を巡りながら外科および整形外科症例を引き受ける仕事をしています。日本でのセミナーで知り合って以来、彼とのご縁をいただきました。過去2回彼の元を訪問していますが、依頼病院を一緒に回りながらアメリカの数件の開業医を見学させてもらったり、手術を手伝わせてもらいました。2回目は同じく外科専門医を持つ奥様が務める病院に滞在させてもらい、外科だけでなく内科症例を数多く見せていただき、貴重な経験をいただきました。オフには、ウエイクボード、レストラン巡り(特に寿司がおいしかったのには、吃驚、職人さんも日本人でさらに吃驚しました)が楽しかったな〜。
●手術準備室
この準備室を中心にして手術室が2つあります。素晴らしく訓練された看護師が忙しく手術の準備を次から次へとこなします。そして、術後しばらくは、皆の眼が行き届くこの部屋で
犬、猫とマットの上にタオルをかけられ、並んで仲良く寝かされます。その中に、病院で飼われている猫が一緒に紛れ込んで寝ている姿はとても可愛いのです。
●壁のアルバム
スタッフの働くスペースの一角に伝言板を見つけました。メモや、看護士の子供達、可愛い動物達であふれていました。私も名刺を貼り付けてきました〜♪
●Good job !
この写真は、つい最近彼から送られてきたもので、(かなり遅い!)3年前に大型犬の十字靱帯断裂を一緒に手術した時のものです。既に手術が無事に終わったところですので安心してください! Toshi