院長コラム
内分泌学セミナー [院長コラム]
山口県 湯本温泉 [院長コラム]
●湯本温泉
俵山温泉と同じく山陽道、美祢インターから降りて北へ向かいます。
●恩湯
俵山と並ぶ名湯の一つである、湯本温泉(恩湯)を訪れました。江戸時代には藩主毛利公もたびたび入浴している音信(おとずれ)川沿いにたたずむ独特の雰囲気のある温泉です。泉質は、優しいアルカリ単純泉で、胃腸病、リュウマチに効果があります。飲水不可ですが、地元のオジサン達は皆平気で飲んでいます私も戴きましたが「うん、なかなか美味い!」癖のない飲みやすい無味、そして、僅かに硫黄臭が漂うものでした。男湯は、浴槽が2つに分割されていて、僅かに温度差がありました。たぶん38度ぐらいだと思います。浴槽は、ゆっくりとくつろげる広さと深さがあり肩まで十分浸かれます。俵山温泉と似ていますが、俵山ほどの湯の強さはなく、優しく包み込む感じでした。
●温泉街
近代的な大きな宿泊施設も目立ち、観光と湯治の温泉街と感じました。音信川周辺は、古風な宿が軒を並べますが、古びた温泉街がかもし出す暗さは無く、川からの心地よい優しい風が気持ちを緩め癒してくれます。この街の雰囲気、気に入りました!つまり、家族と一緒に観光を兼ねて、温泉を楽しむには最適のロケーションだと思いました。
●金子みすず
湯本温泉から数分の仙崎港には、金子みすず記念館があり、立派な内容に驚嘆しました。実家跡地に「金子文英堂」を再現し、この書店が記念館の入り口になっています。御存じの通り金子みすずは「幻の童話詩人」と言われ26歳の若さでこの世を去りました。その後(昭和57年)に童話集がみつかり、驚く速さで日本中に広がりました。
●みんなを すきに (金子みすず)
わたしは すきに なりたいな、なんでも かんでも みいんな。
ねぎも、トマトも、おさかなも、のこらず すきに なりたいな。
うちの おかずは、みいんな、かあさまが おつくりになったもの。
わたしは すきに なりたいな、だれでも かれでも みいんな。
おいしゃさんでも、からすでも、のこらず すきに なりたいな。
せかいの ものは みィんな、かみさまが おつくりになったもの。
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岡山県 湯原温泉郷 [院長コラム]
●湯原温泉
岡山県にある湯原温泉で大学時代の先輩の慰霊会が開催されました。
●宴会
当時の先輩、同期、そして先輩のご家族を交えて30年ぶりの宴が開催されました。昔話に花が咲き、楽しいひと時を過ごすことができたことに感謝です。
●砂湯
少し離れた駐車場に車を止めて、湯けむり上る川上を目指して歩くと、そこには、巨大な露店風呂が見られました。
老若男女が入り混じり、朝っぱらから多くの人々でにぎあっています。周りのホテルから丸見えですので、女性は夜遅くになってから入浴されるようです。湯は3か所あり、それぞれの温度が若干異なります。泉質は、無味無臭、アルカリ単純、温度は37〜40度と優しいまったりとした湯でした。ちなみに24時間、無休、無料。露天風呂の鏡と言われています。
●足温泉館
砂湯を後にして、次は郷録温泉を目指しました。しかし、予約制でしたので直には入れず、待ち時間の間に近隣に見つけた足温泉に立ち寄ることにしました。
館内は、とても綺麗で、掃除も行き届いていました。内湯は循環式のため塩素が入っていましたが、外の露天はかけ流しだったと思います。泉質は、無味無臭、濃度は薄い感じです。効能は、切り傷、やけどです。
●郷緑温泉
この城壁を右手に見ながら階段をのぼります。
建物の雰囲気が「こりゃ、良いかも〜?」と思わせます。
わざわざ遠方から来たと予約をお願いし、待つこと1時間。さあ、いよいよ入湯です。期待に胸が膨らみます。
●湯船
湯温は、ぬるめ(36度)です。感動的だったのは、源泉そのものが岩の割れ目から噴き出し、その上に湯船を作った形でした。砂湯と同じく、まさに源泉の上に浸かる状態です。砂湯と同じくぬるめの優しい湯が心地よく、いつまでも出たくない気持ちにさせます。冬は手前の上がり湯で体を温めるシステムでした。食事は予約制でしたが、この温泉で育てたスッポン料理が自慢の一つと聞きました。次回は是非とも予約で料理と湯をじっくりと味わいたいと体が訴えていました。今回は、足早に廻った慌ただしい入湯でしたが、各地で異なる素晴らしい温泉文化にさらに魅せられました。こらからも、温泉レポートご期待ください。