院長コラム
奈良県 鳩の湯 [院長コラム]
●鳩の湯
近鉄「大和八木」駅から車で2時間。通常は1時間半で行けるのですが、レンタカーの優秀なナビに従い山道に迷い込んでしまいました。その道は、土砂崩れが何か所もあり、対向車はゼロ、果して旅館へつけるのか不安になりましたが、転がる岩を縫いながらようやく到着。学校の校舎の様な雰囲気に興味がそそられます。
●夕食
特に山の幸の新鮮さを感ずることなく、通常の肉鍋でした。
「これは、裏山で取れた山菜よ!」を期待していたのですが・・・・。
●内湯
ロケット噴射の様に源泉がドバドバと流れ落ち、贅沢極まりない状況ですが、音がうるさく気になってゆったりできません。また、せっかく窓から景色がうかがえる造りなのに、窓には温泉成分がこってり付着してほとんど見えないのが残念でした。
●朝食
温泉水で炊いた黄色がかったミネラルたっぷりのご飯は美味しかったです。しかし、野菜には取れたての地物感がなく残念でした。
●自然の彫刻
相当濃度が濃いのでしょう、温泉成分が湯船に張り付き自然の造形を作り出しています。いや〜、このこってり成分の中に浸かれる、この感じが何とも幸せを感じます。
●総評
析出物の濃度の高い炭酸泉でしたが、思った以上に体はあたたまりませんでした。また、山奥まで来たので、アットホームな雰囲気を期待していましたが、いつもたくさんのお客がくるのでしょうか、事務的だったのが悔やまれます。一泊12,000円、レンタカーを借りて2時間の道のりを経てくる価値はあるのか・・・・?!
接客 ★
泉質 ★★
飲湯 不可
食事 ★
長野県 戸倉観世温泉 [院長コラム]
●戸倉観世温泉
新幹線長野駅から南に下り車で45分。
大き目の駐車場を備え、外観は旅館の雰囲気が漂います。
入り口で施設利用券(大人一人300円)を購入して入場します。
●施設内
入り口の扉を開けると、そこは昔の銭湯そのままでした。
浴槽は、2ヶ所あり、中央にある大きな浴槽の湯の色は緑色。
また、隅に位置する少しぬるめの木で出来た浴槽の湯の色は薄緑。もちろん共に飲水可でした、味は薄めの硫黄臭。何気ない普通の銭湯ですが、湯は源泉かけ流し、まろやかな優しいお湯が体を包み込んでくれる感じです。特に木の風呂は、ぬるめですのでゆっくり、まったりするのには適していました。
●感想
地元の人々がひっきりなしに訪れている所を見ると、愛される温泉であることが分かりました。地元の人は、この温泉の恩恵に気づかずに過ごしていると思いますが、私にとって毎日まったりできる温泉が銭湯として存在する環境を羨ましく思わずにはおれません。
この温泉の裏手にも共同湯がありましたが、泉質は同じだそうです。「ぬるめのため、さらにゆっくりと入れる」と観世温泉を訪れていたお爺さんに情報をもらいました。次回は、その裏手の共同温泉にも足を運んで見たいと思います。
泉質 ★★★
宿泊 なし
島根県 温泉津温泉 元湯2 [院長コラム]
●温泉津温泉
2度目のレポートです。島根と言えば温泉津温泉ですが、前回は、表の入り口の写真しか取れなかったので、再度紹介しました。
●更衣室
地元の常連達の味のある専用ロッカーです。同じく味のある更衣室の壁を見渡すと、効果的な湯の入り方が書いてありました。「2枚のタオルを用意し、一枚は風呂で使用。2枚目は、浴衣を着る前に乾いたタオルで拭き取ることで温泉効果がより現れます」とのことでした。次回からこの指導を実践してみたいと思います。
●浴槽
おなじみの3つの浴槽です。右が48度、真ん中43度。左に関しては、よくわかりませんが40度程度だと思います。ちなみに、自宅の風呂を48度にして挑戦してみましたが、熱くて入れたものではありません。
●総評
地元の方は、いとも簡単に入浴されますが、ビギナー(4回目)の私達にとり、右側の48度の湯船は勇気とスキルが必要でした。それでも、覚悟を決めて入浴を重ねると徐々に肩まで浸かることができるようになります。その後は、中央の43度の湯などぬるいぐらいで屁の河童です。年期と気合が必要なお湯に感謝感激です。
私が温泉を巡る楽しみの一つは、地域の老人からお話を伺うことです。村祭り、神社、戦争、遊びの話などなど・・・・。
この素晴らしい地域の憩いの場は、絶対に後世にも残して欲しいと思います。そして、大正、昭和初期のおじいちゃん方から、本当の幸せがあった当時のお話を伺い、昔を噛みしめて懐かしみ昔から学びたいと思うのです。急がねばなりません。「温故知新」
泉質 ★★★
宿泊 立ち寄りの為レポートなし