病気にならない生き方とは [よくある質問]
何より大切なことは、
病気にならない生き方です。
以下の事を日頃から十分に注意して、病気にさせないように重々ご注意ください。
飼い主さんにも十分通じる内容です。
飼い主さんあってのペットですから、同様にご注意ください。
●体温低下を防ぐ★★★
皆さんおなじみの生姜をお食事に加えることをお勧めしています。
(猫ちゃんには、無理だと思います。)
実は、生姜は漢方薬の50%のベースにもなっているのです。
体温が上昇すると、血行がよくなり、リンパ球の数が増え、免疫力が上昇します。
●ストレスを与えない★★★
ストレスがかかると、交感神経が優位になり、血管がしまり、体温が下がり、リンパ球が低下し、免疫が低下します。
「病気の時には、飼い主さんの暖かい優しい手当て」が必要になります。
また、普段の生活でも、優しい言葉をかけて、褒めて育て、副交感神経を優位にするよう心掛けてください。
●安全で、遺伝子に沿った食事を食べる★★★
ワンちゃんも猫ちゃんもご先祖様は、肉食獣です。
遺伝子の指令に従って、安全、安心な食べ物を与えることが、最重要事項です!
●副流煙を吸わせない
煙は足元へ流れますから、人間以上に煙を吸うことになります。タバコも値上がりすることですから、これを機会に、飼い主さんの為にも禁煙しましょう!
●電磁波から身を守る
眼に見えない電子波は、体のバランスを崩します。
できるかぎり、電磁波に触れない生活を心がけましょう!
電子レンジで「チン。」して与えてはいけません。
●安全な「水」を与える
体の70%は水分です。
安全、安心なお水をいただくことは、食事と同じくとても大切なことです。
動物の持ち方を教えて [よくある質問]
保定とは、動物を保持することをいいます。保定次第で動物の身体への負担が軽減されますので、飼い主(管理者)として正しい保定を憶えてください。 ただ、注射接種や採血時のみ保定を行いますと、動物にとって嫌な記憶を残してしまうことになりますので、普段から下記の保定を試みるようにしてください。 そして、上手くできた(じっとしていた)時には、すぐにご褒美をあげるか、しっかりと褒めてあげてください。そうすると、良い記憶としてインプットされ、スムーズに保定が行えるようになります。
小型犬における保定法
1. 片腕を喉の下から通し、首を支持する。
2. 次に残る片腕を背中からお腹にまわす。
3. 両腕を軽く自分の胸に引きよせる。
※左右で練習してください!
大型犬における保定法
1. 片腕を喉の下から通し、首を支持する。
2. 残る片腕を胸の下から通し、指示する。
3. 両腕を引きつけ、胸を密着させる。
4. 後部の者と息を合わせて、抱き上げる。
※1 左右で練習してください!
※2 飼主さんは、ワンちゃんを座らせて、前部を持つ練習をしてください。後部は、スタッフが持ち上げます。
ワクチン(抗体検査) [診察・手術の案内]
中国医学の考えでは、ワクチンはいわゆる「邪毒」にあたります。「あえて毒を体に注入する必要があるのか?」「人間では、毎年ワクチン接種をしていないのにその必要があるのか?」「アメリカの一部では、ワクチンは3年に一回接種なのに毎年の必要があるの?」などの疑問が湧きました。
そこで、ワクチンメーカーのサポートを頂きながら当院で調査を重ねた結果、ウイルスの種類により多少の差がありますが、約65%の動物が毎年のワクチン接種が必要無いことが分かりました。
一方、毎年接種しているのにも関わらず、翌年には抗体価が基準値より低下し、毎年のワクチン接種が必要な動物もいました。
あくまでも飼い主さんに選択戴きますが、まずは抗体検査を行い、その結果に基づいた「体に負荷のかからない優しい接種」をお勧めしています。
例)犬のワクチン接種の流れ
ウイルスの種類
@犬ジステンパー
A犬パルボ
B犬アデノ
採血⇒ 約7日間待機 ⇒抗体価が基準値と同じor低い場合にワクチン接種
例)猫のワクチン接種の流れ
ウイルスの種類
@猫伝染性腸炎
A猫ヘルペス
B猫カリシ
採血⇒約7日間待機⇒抗体価が基準値と同じor低い場合にはワクチン接種
●抗体検査結果
当院では、3年間に渡り、毎年、犬約600頭、猫約120頭の抗体検査を行いました。この検査を始めたきっかけは、「人では、毎年ワクチン接種をしていない!」また「アメリカの州によっては、3年に1回接種である。」そして「アメリカの自然派獣医師団体は、ワクチンを射つことで病気の発生をまねくので射つべきでない!とまで訴えている」などの疑問からでした。
以下が調査した項目と結果です。
●検査内容
犬はジステンパー、パルボウイルス
猫はヘルペス、カリシ、猫伝染性腸炎ウイルス
上記それぞれで、抗体不足が存在した場合を接種必要としました。
●平成18年は、犬では、ワクチン接種が65%で不要でした。
猫では、71%で不要でした。
●平成19年は、犬では、同じく65%。猫では、71%がワクチン不要でした。
●平成20年、犬では、さらに同じく65%で不要。
猫では58%不要でした。
●結論
犬、猫共に、おおよそ6割でワクチン接種が不要でした。
検査例の中には、3年間接種不要のケースもあり、毎年の過剰接種を避けるためにも、抗体検査確認後、ワクチンの再接種を検討することが、体に優しい良い方法だと分かりました。
つまり「6割以上で、ワクチンは、毎年射つ必要がない!」しかし「個体差があるので、個々に抗体検査で調べる必要がある!」と結論づけられました
入院について教えて [よくある質問]
入院に関してお答えします。
入院条件
各種予防ワクチンを1年以内に接種していない場合、あるいは、抗体価が規定値に達していない場合には、追加接種あるいはインターフェロンを接種させていただきます。
また、ノミなどが発見され、駆虫処置をされていない動物は、その際に処置をさせていただきます。
入院中に他の病気の発生、または発見された場合には、治療、手術、その他の処置を行うことを承諾していただき、ご請求させていただきます。
特異体質による不慮の事故、天災などの止むを得ざる原因による失踪、死亡、損傷の場合には、賠償、損害補償等の請求はお受けできませんのでご理解ください。
入院中、深夜に残念ながら亡くなった場合には、翌朝になるまでご連絡できませんのでご了承ください。
ひどく吠える、安静にできないなど入院管理が困難な場合には、鎮静剤を投与をさせていただきます。
また、投与が不可能な場合には、残念ながら退院していただくことがあります。そして、退院の指示があった場合には直ちに引き取っていただくことをご理解ください。
入院内金
概算予納金全額、または半額を内金としてお預かりさせていただきます。そして、退院時に清算させていただきます。その際に印鑑・証印をお持ちください。
入院中の連絡と面会
手術の場合には当日に担当医から連絡が入ります。それ以降は、入院当番から毎日のご様子をご連絡します。面会は予約制になっておりますので、あらかじめお電話または受け付けでご予約ください。また、動物によっては面会できない場合もありますのでお許しください。
お預かり品
おもちゃ、タオル等をご持参される場合には滅菌の関係上、他の滅菌物と一緒になり紛失する場合もありますので予めご了承ください。なお、お預かりした品物を紛失した場合の賠償請求はお受けできませんので、お許しください。
退院
退院当日に最終会計をお願いいたします。長期入院の場合には、1週間ごとに内金あるいは全額お支払いをお願いします。当日帰宅の際は入院費をご請求しません。
各種検査 [診察・手術の案内]
定期健康検査
予防が一番ですが、次に大切なことは、早期診断ですね。
ワンちゃんネコちゃんの年齢は、人間の2歳で20歳にあたり、それ以降4歳ずつ年を重ねます。
人間の1年に一回の定期健診は、動物の3か月に一回と同等となります。よって、7歳は人間の40歳に相当します。つまり、7歳以降は「癌年齢」に入りますので、特に健康診断の回数を必要とされます。
●定期健診プログラム1⇒7歳まで 年1回(理想は2回)
●定期健診プログラム2⇒7歳以降 年2回(理想は4回)
<定期健診プロブラム内容>
@全身身体検査
Aバイオレゾナンス測定
B胸部レントゲン検査(胸部超音波)
C尿検査
D腹部超音波検査
E全身血液検査
バイオレゾナンス測定
生体共鳴の仕組みにより周波数測定をおこないます。
未病、病気の状態を細胞レベルで測定します。
「バイオレゾナンス」のページを参照ください。
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超音波検査は、主に心臓と腹部、表層の軟部組織の検査と組織採取に用います。レントゲン検査では心臓の形や大きさしか分かりませんが、超音波検査では心臓の弁の形態、血流の逆流、心臓の収縮の強さ、逆流血液の速度、容量測定などに使います。
腹部の検査では、レントゲンでは判断しにくい各臓器の内部構造、臓器の大きさ、腫瘤、結石、リンパ節、血管、や妊婦胎児診断などに使います。
表層部分では、皮膚の下の腫瘤、甲状腺などの検査に使います。
超音波検査は、骨、肺に関しては診断ができません。また、胃、腸にガスが溜まっている場合には、その下の臓器は診断しにくくなります。よって、検査時は、絶食していただきます。
*胸部超音波検査についての詳細はこちらをご覧ください。
*腹部超音波検査についての詳細はこちらをご覧ください。
<超音波検査申し込み案内>
通常、検査には痛みを伴うことがないため、麻酔をかけませんが、動き回る場合には鎮静処置をさせていただくこともありますので、当日の絶食、そしてご予約の上おいで下さい。腹部超音波検査では、胃に食べ物があると粘膜面が観察しにくくなりますので、前日の夜9時以降は必ず絶食してください。
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尿検査は、血液検査より軽く思われがちですが、多くの情報をもたらせてくれます。時間が経過してしまうと尿が変化をおこしてしまいますので、採取後に、できるだけ速やかに検査しなければなりません。
この尿検査で、異常を発見した場合には、膀胱に直接針を刺して採尿を行い、再検査へ進みます。
猫の慢性腎不全を血液検査より早期に発見するために、尿中蛋白、クレアチニン比の測定を定期的に行うことも大切です。
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身体検査、尿検査もとても大切ですが、血液検査からも多くの情報を得ることができます。貧血、栄養状態、肝臓、腎臓、副腎などの状態を大まかに把握できます。特定の病気を疑えば、次の特殊検査へ進みます。
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特に若い動物では、寄生虫の心配がありますので、良便であっても、糞便検査をお勧めしています。
1歳以降は、年に1回程度の検査をしてください。
また、元気があって、急性下痢で病院に連れてこれない場合には、まず、絶食をして、食事療法の指導を受診下さい。







