親バカと分かってはいますが・・・。 [お仲間紹介]
動物看護士のお仕事 [実習生感想文]
前頁で動物の看護士実習生さんが登場しましたところ、「その仕事について教えて!」とのリクエストをいただきましたので、以下に動物看護士の仕事内容についてご説明させていただきます。
●動物看護士の仕事内容
受付、診察、手術、入院など全ての業務に係わり、我々獣医師を全面的にサポートする仕事です。人間の看護士さんは、色々な科に分かれて仕事をされていますが、その全部の科の仕事を合わせた全てのサポートする役割です。また、しつけの相談、食事の相談とトレーナー、栄養士としての仕事もあります。
さらには、雑用も沢山こなさなければなりません。
●動物看護学校
以前は大都市のみでしたが、現在は、各県に少なくとも一件は存在します。
ちなみに、広島県にも数件の学校があります。
通常、2年間で動物看護の基礎を学びます
●院長から
当院の看護士は、優れたメンバーが揃い、彼らなしでは、我々獣医業務は成り立ちません。また、色々な事を要求されますし、特に動物と飼い主さんを愛し、常に優しい気持と緊張感を保ち、この仕事の目的を理解している者でないと続きません。そう簡単には仕事は覚えれませんから、続かないことには、スキルアップにつながりません。テンションを維持しながらの継続は大変なことだと思います。
いつも、お礼の言葉が少ない私ですので、この場を借りてお礼申しあげます。「当院の素晴らしい看護士さんへ、常日頃、皆さんの大貢献に感謝しています。辛いことも多いかと思いますが、愛する動物達の為に引き続き、影のサポート役をどうぞよろしくお願いします!」Toshi
会陰ヘルニアをご存じですか? [院長ブログ]
お尻ばかり続き恐縮です。今回は、会陰ヘルニアの情報です。
14歳、ハスキー、雄。
数か月前から便秘状態で、便が2週間も出ない状態が続き、ワンちゃんも飼い主さんも「くたくたに疲れ果てて」来院されました。
ヘルニアと言えば、椎間板ヘルニア(背骨)、鼠系ヘルニア(股)、臍ヘルニア(ヘソ)が有名ですが、今回は、老齢の雄犬にしばしば見られる会陰ヘルニア(肛門脇)をご紹介します。
会陰部とは外陰部と肛門の間を示し、肛門周囲の筋肉群がホルモンバランスの崩れにより、筋肉が萎縮し、そして、その隙間から、腸、膀胱、大網などのお腹の臓器が脱出する病気のことです。
●特徴
老齢の雄犬に多く発生する。
●症状
直腸が隙間から脱出するので、排便が困難になる。便が出にくくなるため、あたかも便秘をしている様に見られることもある。膀胱が脱出し、閉塞を起こした場合には、急性腎不全に陥ることもある。
●治療
脱出した臓器を腹腔内へ戻し、その隙間を骨盤に付着する筋肉を剥がし筋肉弁として、その穴埋を行います。また、直腸の腹側にもヘルニアが見られる場合には、太ももの後ろ長くて大きな筋肉を利用して、穴埋めを行います。
そして、同時に去勢手術を行います。
●注意
老齢の雄犬で、便の出が悪く感じた場合には、上記の病気を考えて、早めに検査においで下さい。また、定期的に肛門周囲をチェックすることも忘れないでください!
●その後・・・。
まだ、左側の手術しか終わっていませんが、数か月の苦しみから解放され、便が「ドー」と出るので、ワンちゃん、飼い主さん共にとってもハッピーです!
1か月後に右側の手術を行う予定です。
看護実習生の感想文 「7日間の実習でした・・・。」 [実習生感想文]
●感想です・・・。
一週間という短期間でしたが、大変お世話になりました。
授業で学んだ内容に実際触れることができて、とても勉強になりました。また、学校では目にすることができない、内視鏡やバッチフラワー療法などなど。なにより飼い主様への対応が勉強になりました。
●これからの抱負、将来について
今回の実習で自分自身もっともっと勉強しなくてはならないと思いました。消毒液、輸液の種類、血液トマツ検査・・・学べる事はしっかりと学びたいと思います。
また、挨拶の大切さを再認識させていただきました。これから、日常生活の中で、しっかりとした挨拶が出来るように、心がけたいと思います。
皆さん、これからの私に注目してください!





