鮨の小樽 [院長コラム]
●ニセコ〜小樽へ
ニセコでホテルを含めて3件のお湯を堪能しました。残すところ最後の目的である、おいしい鮨を頂くだけになりました。「レッツゴー、小樽!」
●小樽鮨
リーズナブルで、地元の人が利用する人気店を調べて、期待に胸を膨らまし、颯爽と出かけました。6時ごろに入店しましたが、既にお客さんがそこそこ入っています。「う〜ん。よしよし、期待できるぞ〜!」ネットで事前に調べておいた、お店の名前がついた鮨を注文。これには、土瓶蒸しも付いていて非常にお得の様です。「銀鱈も最高!」と情報にはありましたので「銀鱈もお願いしま〜す!」と伝えました。さあ、待ちに待った小樽逗子!
「・・・・・・。」しかし、残念ながら私の地元の回転寿司以下(地元の回転寿司は、なかなかいけるのです)。銀鱈を注文するもなかなか来ないし、味も感動するものではありませんでした。ものすごーく損をした気になり、せっかく楽しみにしていた小樽の鮨が台無しです。口直しに他にもう一軒いきたくとも、量があるので、腹が一杯です。どうしようもない状態で足早に店を後にしました。(ちなみに、お店の人は誰一人送ってくれません)そして、二度と行かないことを誓ったのでした。
●天狗山赤沼龍神社
翌日、敗者復活に掛けて、朝早速に11時半に別の鮨屋さんに予約を入れました。予約時間までの間、市内の天狗山へ登りました。ローウフェイ約5分で頂上へ到着。ちょうどその日は関係者が地鎮祭をされていましたが、許可をえて神社参拝。
●弘法大使像
続いてお隣の弘法大師像へ「私は、わざわざ広島から、こちら小樽に美味しいお鮨を戴くためにやってきました。どうかお力をお貸しください。」とお願いしてしまいました。
●小樽全景
天狗山から小樽の町を一望できます。
●小樽鮨2件目
予約の11時半ピッタリに到着。昨晩があまりに悲惨だったので「今日こそは!」と、飛行機の時間を気にしながらの再チャレンジです。前日と同じく店の名前の付いたセットを。そして、昨日と同じく「銀鱈もくださ〜い。」と注文しました。弘法大師の御利益?のお陰で「ここの鮨」見事に美味しかったです。ウニも最高!シャコも子がしっかり付いていて最高!銀鱈は、残念ながらあわてて食べたしまったために撮影を忘れてしまうほどでした。
●鰊(にしん)に興奮!
まだ頂けそうなので目に止まった鰊(にしん)を注文しました・・・・しかし、品切れとの返事でした。数分後、1匹だけあるけどどうするか?と確認されました。「もちろん是非、お願いしま〜す。」しばらく待つと、ジュウジュウ言いながら鰊が到着。
北原ミレイの名曲、石狩挽歌を思い出しながら初めての鰊に挑戦です・・・・「海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると〜♪」中骨を取って、後は頭から全て食べれますよと指導を受けて早速、頭からかぶりつきました。「ううううまい!」油は乗っているし、身は締まっているし最高です!地元のニシンは小さくて、このニシンは、ロシア産で、北方四島周辺で採れるそうです。不謹慎にもここで四島返還を忘れてはならないと思いました。私は、銀鱈より断然「鰊」が気に入りました。この鰊を食べ終わって幸せは絶頂に達したのでした・・・・。
●絶品プリン!
上手い鮨と上手い鰊を戴いたので、同じく壁に貼ってある「食後にプリンをどうぞ!」が気になりだしました。このお店ならば間違いないと信じて迷わず注文。「う〜ん。鮨屋さんでこんな素朴で美味しいプリンを戴けるなんて、幸せです。」
●総評
小樽は、わが町呉と同じく山と海に囲まれた緑の多い、そして、魚の美味しい魅力ある町でした。反省すべきことは、インターネットの情報を鵜呑みにして店を選ぶべきではない、また、宿泊先の関係者からも情報を入手して店を選ぶ参考にすることは失敗を防ぐ大切な予防手段だと思いました。残念ながら美味しい鮨屋さんは、ホームページに名前を出すのは控えさせてくれと断られました。これ以上、忙しくなるとお客さんに迷惑がかかるからとのことで、プロとしての意識を共感しました。また、すぐにでも行きたいお店を見つけ感動、感謝。
腸閉塞/プリン、梅干し詰まる! [院長ブログ]
●プリン 7歳 ダックスフンド
2週間前から、時々吐く症状がありました。ここ数日いつもの元気がなく、食欲が無いので来院に至りました。嘔吐といっても色々な原因が考えられます。肝臓、腎臓、膵臓、消化管、神経などなど・・・・まずは、身体検査後に血液検査を行いました。
●レントゲン検査
血液検査と並行してレントゲン検査を行いました。胃内に大量の液体貯留がみられますが、異物らしきものは見当たりません。
●超音波検査
次に超音波検査を行いました。気になった所見は、胃に大量の液体が貯留していたことです。また、胃の中に気になる影も見られました。
●内視鏡検査
胃の状態がどうしても気になるので、胃カメラ検査を行うことに決めました。食道、胃は問題ありません。次に十二指腸へすすみます。最初は綺麗でしたが、徐々に空腸に進み入れるに従い腸管の色合いがおかしく感じる様になりました。「あれれ?あれは何だ!」・・・・「おー!なんか種みたいだぞー!」内視鏡からバスケットを挿入して2回の摘出を試みましたが上手くいきません。ここで時間をかけているよりも早期に開腹に移る方が良さそうです。
●開腹手術
胃カメラを早々に引き揚げて開腹に移りました。開けて直に十二指腸の閉塞物が見つかりました!黒く変色している腸がわかりますか?切開して閉塞物を取り出すことも可能ですが、腸の色があまりに悪いので、腸管の部分摘出を同時に行うことにしました。
●縫合
色の悪い部分を約10cm切除し、切断した腸同士をくっつける腸管吻合術を行いました。色の悪い部分は全て切除しましたから直にくっついてくれると思います。、明日からご飯を食べれるぞー!
●ななな何?
手術後、憎き閉塞物を確認しました。腸にいっぱいいっぱいにへばりついて、身動きできないこの物は何者じゃ??それから、腸の色を見てください、通常はピンクですが、血行が遮断され暗赤色に変化しています。
●ででで出た、黒梅!
血液で黒く変色した梅干しは、ちょうど腸に詰まりやすい大きさと表面構造を持ちあわせていました。飼い主さんから話を聞くと以前から、テーブルの梅干しが時々なくなっていたことに気がついていたそうですが・・・・まさか詰まるとは思っていなかったようです。同じ大きさのビー玉であれば便として出たかもしれませんが、とにもかくにも普段からの注意が必要です。
●経過
今回、幸いにしてギリギリの段階で発見、手術につなげることができなによりでした。もう少し遅れると壊死した腸が破け、腹膜炎につながっていたと思います。ギリギリセーフでしたが症状は出ていました、嘔吐とあなどらず早目の診察が大切です。
関連タグ :
針治療。 [院長ブログ]
●ココ ダックス ♀3歳
盆休み。家族で車で移動中、お爺さんがクーの腰をもって強く引っ張った時に事件は起きました。突然「キャン!」。その瞬間から後ろ脚が立たなくなってしまったのです。九州から急ぎ帰宅、飼い主さんとの話し合いの結果、内科療法の治療が始まりました。そして、内服と安静の闘病生活がスタートしたのでした・・・・。
●針治療
安静は、ダメージを受けた腰には良いことですが、筋肉がだんだんと萎えてしまいます。そこで、途中から針治療を併用しました。各種経穴(つぼ)に針を刺入し、電気を流します。これにより、筋力強化また、経絡の流れをよくすることができます。最初は、2日に一度。80%の回復が見られた現在では、2週間に一度の治療を継続しています。
●灸頭針
刺入した針の頭にもぐさを載せて、火をつけます。この温もりと刺激が、回復を促します。ちなみに、私も2週間に一度、この治療をしてもらいますが、何とも気持ち良いものです。(院長)
●むむ ダックス 6歳♂
10日前から踏ん張れず、歩けなくなったそうです。既に時間がたっていましたので、深部痛覚を確認後、内科療法と筋力強化のために針治療を始めました。むむの正式名は「夢夢」。夢が一杯あったらいいな〜と名付けました。特技は短い脚で「敬礼!」できること。しかし、今はそんなこと言ってる場合じゃありません。
●約10日の治療(針、レーザー)で腰の痛みはなくなりました。また、ナックリング(足先が曲がったまま)していた足も、最近では、踏ん張ることができるようになり、安静厳守が難しくなりつつあり、嬉しいような悲しいような状況です。






















