心より感謝!ポッキー有難う! [院長ブログ]
●愛しのポッキー
何度か皆さんにもご紹介した我が家(病院)の愛犬ポッキーがなくなりました。享年9歳。まだまだ、元気いっぱいでしたが、心臓に異常が見つかったのが2か月前・・・・心臓周囲の血液を抜いたりして色々と手を尽くしました。途中、回復の兆しも見え、以前と変わらぬ状況まで盛上がり安心したのもつかの間、悪性腫瘍の早い転移により逝ってしまいました。悔しいです。
●亡くなれば色々と後悔が・・・・。
散歩と食べることが大好きでしたが、今振り返ると十分に面倒をみてやれたのかなと悔いが残ります。歴代の「ポー」「エルザ」は、接客係と輸血係を務め、いつも私の机の下に位置していました。しかし、「ポッキー」は、何分落着きがなく、接客には向かず奥の入院室に陣取り、いつも過剰なまでに興奮しながら尻尾をバンバン振りながら、笑顔と無償の愛で迎えてくれました。この9年間、多くの仲間を助けてきました。ポッキーの活躍がなければ到底助からなかった仲間も沢山いました。心から彼の貢献に感謝したいと思います。
●思い出
散歩に行くと、ゴールデンの遺伝子が騒ぎ、川の中に飛び込んでしまったこともしばしばでしたね。「ポッキー!」と呼べば、全力で飛んできて「キキーッ」と止まるから、いつも砂埃が舞っていましたね。いくつになっても、年齢を感じさせない元気なポッキーでしたから・・・・もうその姿が見れないのは想像できません。ポッキーが病気と聞いて、元スタッフが遠方から駆けつけてくれるほどの人気者でしたね。本当に有難うございました。いつまでも我々の心に残る、恐れでやんちゃな可愛い奴でした・・・・今一度、有難う。合掌
犬の乳腺腫瘍 [院長ブログ]
●のん ダックスフンド 8歳♀
今年5月に他院で5個の腫瘤を摘出、6月の生理後に新たに8個出現。今回、腹腔鏡卵巣子宮摘出術と乳腺腫瘍摘出手術を合わせて希望されたために、遠くは香川県からいらっしゃいました。(お疲れ様です!)
●胸部レントゲン
乳腺部の腫瘤が腫瘍かどうかわかりませんが、悪性の場合には、遠隔転移としてリンパ節、脾臓、肝臓、肺へ飛ぶ可能性がありますので、手術前にレントゲンと超音波で術前検査をおこないました。
レントゲンによる胸部転移の確認は、右下、左下、うつ伏せの3枚の写真を撮影します。
●乳腺摘出
4、5乳腺に数個の腫瘤を認めたため、乳腺ごと切除しました。他の数個(5個)の腫瘤は、局所切除を行いました。
●卵巣子宮摘出
腹腔鏡下手術で摘出した卵巣および子宮です。切開は、5mm2か所、1cm1箇所で行いました。乳腺腫瘍で大きな切開を行うので、合わせて行う卵巣子宮摘出手術を低侵襲手術で行うことには、術後の回復が早まる大きな意義があります。摘出した子宮内には血液が溜まり、卵巣も大きく変化し共に異常が見られました。
●ドレーン装着
大きく乳腺を切除した場合(特に4、5乳腺部)には、このようにチューブを装着して排液を促します。切除した大きさにもよりますが、通常4日でチューブを除去します。
●抜糸
ドレインチューブを抜いてから7日後、乳腺摘出部位の抜糸を行いました。これで晴れて帰宅できます。後は、病理検査を待つのみです。
●病理検査
今回、飼い主さんの申告では8個の腫瘤でしたが、よくよく調べると10個の乳腺腫瘤を検査に提出することになりました。右側は第4、5乳腺ごと切除しましたが、他の8か所は局所的に切除しました。その中の1個のみが低悪性度の悪性腫瘍でした。幸い、マージン(切除範囲)は確保されています。今回の件は、これで安心ですが、残された乳腺からの新たな腫瘍発生に警戒しなければなりません。それから根本的に免疫を増強させる生き方に変更して、新たな腫瘍発生を抑制していかなければなりませんん。とりあえず、飼い主さんには一安心していただき、明るい笑顔で「のんちゃん」に接してあげて欲しいと思います。
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鮨の小樽 [院長コラム]
●ニセコ〜小樽へ
ニセコでホテルを含めて3件のお湯を堪能しました。残すところ最後の目的である、おいしい鮨を頂くだけになりました。「レッツゴー、小樽!」
●小樽鮨
リーズナブルで、地元の人が利用する人気店を調べて、期待に胸を膨らまし、颯爽と出かけました。6時ごろに入店しましたが、既にお客さんがそこそこ入っています。「う〜ん。よしよし、期待できるぞ〜!」ネットで事前に調べておいた、お店の名前がついた鮨を注文。これには、土瓶蒸しも付いていて非常にお得の様です。「銀鱈も最高!」と情報にはありましたので「銀鱈もお願いしま〜す!」と伝えました。さあ、待ちに待った小樽逗子!
「・・・・・・。」しかし、残念ながら私の地元の回転寿司以下(地元の回転寿司は、なかなかいけるのです)。銀鱈を注文するもなかなか来ないし、味も感動するものではありませんでした。ものすごーく損をした気になり、せっかく楽しみにしていた小樽の鮨が台無しです。口直しに他にもう一軒いきたくとも、量があるので、腹が一杯です。どうしようもない状態で足早に店を後にしました。(ちなみに、お店の人は誰一人送ってくれません)そして、二度と行かないことを誓ったのでした。
●天狗山赤沼龍神社
翌日、敗者復活に掛けて、朝早速に11時半に別の鮨屋さんに予約を入れました。予約時間までの間、市内の天狗山へ登りました。ローウフェイ約5分で頂上へ到着。ちょうどその日は関係者が地鎮祭をされていましたが、許可をえて神社参拝。
●弘法大使像
続いてお隣の弘法大師像へ「私は、わざわざ広島から、こちら小樽に美味しいお鮨を戴くためにやってきました。どうかお力をお貸しください。」とお願いしてしまいました。
●小樽全景
天狗山から小樽の町を一望できます。
●小樽鮨2件目
予約の11時半ピッタリに到着。昨晩があまりに悲惨だったので「今日こそは!」と、飛行機の時間を気にしながらの再チャレンジです。前日と同じく店の名前の付いたセットを。そして、昨日と同じく「銀鱈もくださ〜い。」と注文しました。弘法大師の御利益?のお陰で「ここの鮨」見事に美味しかったです。ウニも最高!シャコも子がしっかり付いていて最高!銀鱈は、残念ながらあわてて食べたしまったために撮影を忘れてしまうほどでした。
●鰊(にしん)に興奮!
まだ頂けそうなので目に止まった鰊(にしん)を注文しました・・・・しかし、品切れとの返事でした。数分後、1匹だけあるけどどうするか?と確認されました。「もちろん是非、お願いしま〜す。」しばらく待つと、ジュウジュウ言いながら鰊が到着。
北原ミレイの名曲、石狩挽歌を思い出しながら初めての鰊に挑戦です・・・・「海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると〜♪」中骨を取って、後は頭から全て食べれますよと指導を受けて早速、頭からかぶりつきました。「ううううまい!」油は乗っているし、身は締まっているし最高です!地元のニシンは小さくて、このニシンは、ロシア産で、北方四島周辺で採れるそうです。不謹慎にもここで四島返還を忘れてはならないと思いました。私は、銀鱈より断然「鰊」が気に入りました。この鰊を食べ終わって幸せは絶頂に達したのでした・・・・。
●絶品プリン!
上手い鮨と上手い鰊を戴いたので、同じく壁に貼ってある「食後にプリンをどうぞ!」が気になりだしました。このお店ならば間違いないと信じて迷わず注文。「う〜ん。鮨屋さんでこんな素朴で美味しいプリンを戴けるなんて、幸せです。」
●総評
小樽は、わが町呉と同じく山と海に囲まれた緑の多い、そして、魚の美味しい魅力ある町でした。反省すべきことは、インターネットの情報を鵜呑みにして店を選ぶべきではない、また、宿泊先の関係者からも情報を入手して店を選ぶ参考にすることは失敗を防ぐ大切な予防手段だと思いました。残念ながら美味しい鮨屋さんは、ホームページに名前を出すのは控えさせてくれと断られました。これ以上、忙しくなるとお客さんに迷惑がかかるからとのことで、プロとしての意識を共感しました。また、すぐにでも行きたいお店を見つけ感動、感謝。

















