「年寄り物語」10歳レオン 超BiGな子宮蓄膿症! [院長ブログ]
●レオン ♀ 10歳 ピレネー
子宮蓄膿症とは、子宮内に膿が溜まる病気です。ほとんどが細菌感染が原因です。生理時に子宮粘膜が剥がれ落ち、その際に防御能の低下が起こり、細菌の侵入を許し、約生理1か月後に感染が起こり発症するのが通例です。レオンは、7日前から陰部より膿が見られましたが、飼い主さんは様子を見られていました。昨日、立てなくなった上に、あまりに大量の膿が出たので吃驚して来院されました。7日間の食欲廃絶、発熱、脱水、貧血などの症状があり自力で歩くこともできず、ずいぶんと衰弱していました。
●ヘビーな子宮
たっぷり膿が詰まった子宮を摘出しました。既に陰部から膿が排出されていましたから、当初は、5kgほど溜まっていたことが想像されます。比較に出している内側の子宮は、ダックスフンドの物すが、これも異常を伴ない少し大きくなっている子宮です。今回の子宮が、いかに大きくなっているかが分かります。
●異常な卵巣
小さな粒粒が寄せ集まった卵巣です。正常では一つの膨らみであり、このようにブドウの房の様に変化することはありません。
●乳腺腫瘍
左の第5乳腺部分にこのような膨らみが見つかりました。飼い主さんは、ずいぶん前からご存じでしたが、そのままにしていたそうです。今回、子宮・卵巣摘出と同時に切除することをお勧めしました。この乳腺は、多くが水分で膨らみ、その中に、約1cmの腫瘤が発見されました。当然、病理検査へ提出し、悪性、良性、切除範囲の診断を行います。良性であることを願います。
●抜糸時のレオン
数日間、立てませんでしたが、抜糸時にはすっかり元気になり食欲も改善し、自力で歩いて来た姿には感動でした。
大分県 「ながの湯」 [院長コラム]
●ながの湯温泉
長湯温泉街から少し離れた山間の田んぼの中に、私営公共温泉「ながの湯」があります。ここの湯は、山口の秘湯で知り合った、秘湯好きの叔父さんから得た情報です。「あそこが長湯おんせんで一番えかった!」と・・・・。
●受付
もの凄くシンプルな料金投入口に200円を入れて胸を膨らましながら湯に向かいます。この手作りの料金箱に思わず微笑んでしまいました。
●湯船
間欠的に「ドボ、ドボ、ぼぼぼー」と注がれる音が騒がしく、湯の色はやや緑がかって見えます。施設はこの共同風呂以外に3つの家族風呂を持つ、贅沢な環境です。地元の叔父さんが3人ほど入っていましたが、胃腸に良いとの勧めで湯を飲んでみました。「美味い〜!効きそう!?」
湯は体に優しく、ラムネ温泉と比べると温度が高く40度程度と聞きました。体に絡みつく気泡はよく分かりませんでした。なんでも温度が低くないと気泡の発生が見られないと聞きました。私は、ラムネ温泉よりこちらの湯がとっても気に入りました。
大分県 長湯温泉 長生湯 [院長コラム]
●長生湯
今回お世話になった長湯温泉「丸長旅館」の隣に位置する町営共同温泉です。(歩いて僅か10歩)あまり期待せずにとりあえず隣なので、早起きして入ってみました。(朝6時からやってました)
●湯船
先客がお一人いましたが、十分な広さがあり、色はやや緑がかっています。早速入ってみると、昨日の「ながの湯」温泉と似た感じで、とっても良い感じ。同じく色は薄い緑色、泉質も同じ様です。
●湯口
湯口には見事な結晶がコッテリとこびりつき、勢いよく湯が流れ込みます。体が喜んでいるので、朝食のことも忘れて1時間半ゆったりと味わいました。極楽、極楽。










