青森県 谷地温泉 [院長コラム]
●紅葉は後半
一年ぶりの青森です。大学で3日間の実習を済ませ。最終日夕刻から学生時代の同級生と温泉へ向かいました。木々は、既に色づき、そろそろ見納めです。十和田市内から約1時間半、秘湯を目指して紅葉のカーテンの中を進みます。目に良く心に良く、行きつくまでの環境は最高潮!
●谷治温泉
日本三秘湯の看板を見つけました!開業400年「谷地(やち)温泉」胸が躍ります。
●山小屋
入口から数分、同じく深い木々のトンネルをぬけると、こ綺麗な山小屋が現れました。雰囲気があります。入湯券を購入し、かごに入れて奥へ進みますが、木のしっかりと廊下が心地よく感じます。
●湯船
湯船は2つありました。全てがブナの木で作られ優しく癒されます。残念ながらとても薄暗く写真になりませんでした。お年寄りには、この暗さは危ない感じです。手前が37度ぐらい、奥は43度でした。交互に入りながら1時間半を過ごしました。浴槽の木の感触は、なにより心地がよくなります。
●これぞ混浴
通路の一角に昔の写真を見つけました。何時頃の写真でしょうか?よく見ると男女入り目だれ、ぎゅうぎゅう詰めです。昔は医者もなく、皆の健康維持はこの温泉につかることだったのかも知れません。日曜日は、ここまでではありませんが、入る順番を立って待つほど込み合うようです。
●感想
この谷地温泉は、とても気に入りました。風呂の雰囲気が良く、酸ケ湯と同じく木で作られた浴槽の優しさが何とも言えません。次回は、是非宿泊して一日中堪能してみたいと思わせる良い処でした。満足。
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猫 尿道瘻形成術 [院長ブログ]
●尿閉塞
昨日の状態は尿閉塞(尿が出ない状態)で瀕死。応急処置のみを希望されたので、閉塞解除後は帰宅されました。心配なので経過を見せていただく為に来院を促しました。本日は昨日よりは尿が出ているものの閉塞気味です。飼い主さんにお願いし、膀胱へのカテーテル挿入の許可をもらいました。
●緊急手術
昨日の応急処置で入ったカテーテルが今日は途中から入りません。既に腎臓は大きくなり閉塞の負荷もかかっています。このままお帰しすれば死んでしまうのでそうも行きません。急ぎ電話でカテーテルが挿入できないことを告げ、緊急手術の許可を得ました。ペニスを切断し、骨盤尿道まで切開しそれを広げて、尿道を形成しました。
●閉塞した結石
上記の手術で発見された結石です。尿閉塞の原因は、骨盤尿道で結石が数個閉塞をおこしていたのでした。結石表面がスムースでないので、逆行性にフラッシュしても動かなかったことが分かりました。尿道を切断して形成することは、積極的に行うことではありませんが、管理が十分出来ないこと、緊急事態であったことを考えると今回の判断は適切だったと思います。
●術後
手術後5時間です。2日前は昏睡で死にそうな状況でしたが、既にお皿いっぱいの食事をあっという間に完食しました。これからは、まず結石が尿道につまることはありませんが、結石が再び発生すると膀胱炎になることはあります。最低限度食事を管理して、結石が出来ない様にしてあげたいものです。
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根管治療 [院長ブログ]
●第4前臼歯の露髄
2年前に上顎の第4前臼歯冠の欠損を生じたそうです。犬ではこの部分が一番障害を受ける所です。最近、歯磨きを嫌がるようになったということで紹介されました。
●歯髄の洗浄、研磨
本来第4前臼歯には、3本の根があるのですが、内側の根は存在していませんでした。歯の根の先端までの長さを測定し、歯髄を段々と広げる操作を繰り返します。
●歯髄の消毒、充填
歯髄内を研磨後消毒を行います。次にガタパーチャ―という充填物質を注入します。
●レントゲン撮影
レントゲン撮影にて充填状況を確認します。
●エナメル修復
最後に、エナメルを修復して、歯石を除去して終了です。
●メッセージ
人間と比較して、動物の歯周病は放置され、それが進行して歯が抜けてしまいます。また、動物は歯が欠けて滲みる場合でも放置されていることがほとんどで、その露出した髄から感染が始まり、根の元に感染巣が作られ痛みを持ったまま過ごす日々が始まります。
早い段階でエナメル処置、歯髄処置を行い、末長く健康な歯を維持できるように気をつけて欲しいと思います。














