猫の前頭洞蓄膿 [News]
●オネエちゃん、♀、16歳、茶トラ
左の鼻から膿性鼻汁が続き一旦おさまりましたが、続いて左側頭頂部に穴が開き、そして目から膿の排出がみられるようになりました。
●レントゲン写真
本来空気が入り黒く映し出される部位である前頭洞が白く変化しています。また骨の一部が隆起しているのが分かりますか???
●手術
頭頂部を切開し周辺をさぐると、前頭洞に2ヶ所の穴(鼻の骨)が発見されました。その骨を一部分切除すると中から膿が盛り上がって飛び出してくるのが分かりました。
約1pの縦の穴をあけて膿を優しく掻き出し、洗浄をくりかえしました。この膿を培養検査へ提出して菌の培養、感受性を調べます。
●術後
洗浄チューブを頭頂部に設置しました。
毎日、このチューブからの洗浄を暫く繰り返します。
●1ヶ月後
以前のレントゲン写真と比較すると前頭洞が黒く抜けて、空気が入っている正常の映像になりました。
●考察
蓄膿の原因は、過去に風邪を引き鼻腔、副鼻腔における粘膜の炎症が継続し、2次的に細菌が感染してしまった可能性が考えられます。慢性の鼻汁を排出している場合には、レントゲン検査を行い、蓄膿の存在を確かめる必要があります.
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食事アレルギーその他 [飼い主さん感想文]
●ノイ シーズー ♀ 7歳
東京からこちらに引っ越してこられました。
我が家のワンコ(シーズー)は、4ヶ月から右目の角膜が白く濁り、ドライアイと診断され、オプティミューン眼軟膏やヒアルロンサン点眼等の治療を繰り返しながら、症状が少し改善したかと思うと直ぐに又悪化し、白〜緑の目ヤニと充血に白濁の繰り返しの7年でした。石崎先生のホームページを拝見し、ドライアイの検査に目薬と軟膏の処方だから…どこの獣医さんも一緒だから…と、治療に対して期待もせずに(先生ごめんなさい)、予約させていただきました。電話で受け付けてくださった方が、「ドライアイですか。じゃあ、院長に予約いれますね。」っておっしゃってくださったので。
初診の時、目だけの診察と思っていたので、吃驚しました。目から体全体をじっくり、本当にじっくり丁寧に診てくださり、この子の問題を、治療の必要順に又症状が出ている患部の問題から、その原因と思われる全身の問題まで列挙して、一つずつ検査結果を交えながら丁寧に説明して下さいました。また、必要な検査や治療については、色々な選択枝を説明してくださり、ワンコの性格、日々の暮らし、飼い主の思いをすべてトータルに考えて、飼い主の私が選択するように、インホームドコンセントをしっかりして下さいました。
処方してくださったオリジナル点眼薬の効果は素晴らしく、ワンコは今までの(人)犬性のなかで、1番綺麗な濁りのない澄み切った輝く目を手に入れました。
また、7年間どこの獣医さんでも診断されなかった、アレルギー+気管支狭窄症+後ろ足脱臼とこの子の抱えている問題と、日常生活での諸注意を教えていただきました。アレルギーの検査で、魚類とカビが駄目だと分り、今迄知らずに食べさせていたドッグフードを止めて、アレルギー源を除去できました。
今迄、シーズーはこんなもの、シーズーだから仕方ないとか、うちの子は生後まもなく病気をしたからしたないと決め付けていた私は目からうろこが落ちました。ワンコの症状の一つ一つを、根拠のない思い込みではなく、原因がどこかにあるからと、きちんと原因を探す努力をしてくださる石崎先生に教えられることばかりでした。
石崎先生の確かな診断技術や的確な治療は勿論、人間にとっては当たり前のインホームドコンセント、飼い主の治療の決定権、ワンコのクオリティーライフも、全部含めて本当に有り難かったです。我が家のワンコと共に、飼い主の私も曇らない目をいただいたようです。本当に有難うございました。
ノイとノイの母
椎間板ヘルニア [飼い主さん感想文]
●ケン、♂、7月で18歳、ビーグル
3年前に頚部ヘルニアを患い、かかりつけの先生に針治療を相談したところ「それは、良いことですね。」と勧められたのがキッカケでした。。
●飼い主さんの感想文
3年前から歩行がおぼつかなくなり、針治療をお願いしました。体を支えなければ歩けなかったのですが、不思議と針をすると数日間は、歩き方に力が入り改善が見られるようになりました。根気よく続けて3年になりますが、週に一度の針治療で以前とは見違える様に変化し、毎日の大好きな散歩へ行けるようになりました。
「この病院の鍼治療と出会えてよかったです!」
「これからも、ますます元気でいてほしいと願っています。」