広島県呉市「石崎動物病院」

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アレルギー性皮膚炎 [院長ブログ]

●シーズー ♀ 10歳 めい
痒みを示す病気は、主に疥癬、蚤アレルギー、食事アレルギー、アトピーとあります。中でも多いのがアレルギーです。疥癬、蚤を除外して、それらを食事とアトピーを除外し、治療成功に結び付けなくてはなりませんが、時間と労力が必要となります。

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●治療前 背部
脱毛、赤み、フケが著しく、後ろ足で掻きつづけている毎日が続いていました。

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●治療後 背部
痒みを抑えることで、毛がだんだん生え、赤みが減り、フケがなくなってきました。

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●治療後 背部さらに1ヶ月

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●治療後背中 さらに2か月 

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●治療前 前肢

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●治療後 前肢

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●治療後 前肢さらに1か月 

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●治療後 前肢さらに2カ月

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●治療前 後肢

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●治療後 後肢

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●治療後 後肢さらに1カ月

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●治療後 後肢さらに2か月

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●アレルギ‐疾患は単純ではなく、アトピーと食物アレルギー、アトピーとノミアレルギーなどが合併していることもあり、2次病変として膿皮症、マラセジア感染症が加わり複雑となります。食物アレルギーの除去食試験は家族皆の協力が必要で、飼い主さんにしっかり病気を理解していただき、根気よく我々と力を合わせて治療していくことが肝要となります。


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蜂窩織炎(フレグモーネ) [院長ブログ]

●蜂窩織炎
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、別名フレグモーネと呼ばれ、びまん性に広がる皮膚の感染巣のことです。蜂の巣のように見えることから「蜂窩」と言います。
穴がポコポコと開いているのが分かりますか?

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この病気は黄色ブドウ球菌が感染する深部膿皮症です。病歴、掻痒の有無をチェックし、正しい抗生剤を選び、効果のある投与量を確立し、十分な投与期間を考慮することが大切です。時に抗菌シャンプー、バブル風呂などを併用することがあります。

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抗生物質の投与で膿の排出が治まり、毛もずいぶんと生えてきました。このケースでは、コンクリートに囲まれた生活環境により患部の血行障害が重症化した原因と考えられました。速やかな環境改善が急がれます。


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酵母感染 [院長ブログ]

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●酵母感染
結晶状に皮膚の皺があらわになっていますが、原因はマラセジアと言う酵母感染症です。この酵母が感染すると頑固な痒みが発生します。

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●耳に広がる炎症
同じく耳にもマラセジアが大量に繁殖してかゆみを発生しています。

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●顎下に広がる炎症
顎の下、唇にも同様に赤く炎症が広がっています。

●結論
この酵母の基礎疾患は、アレルギーが関与していることがほとんどです。この酵母を除去しても、1次原因であるアレルギーを治療していかなければ何度も再発を繰り返します。
その治療は、炎症を抑える薬、シャンプー、サプリメントなどがありますが、一番安価で効果的なのがステロイドです。しかし、ステロイドを長期に安易に使用することで、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、感染症などの副作用が発生します。ですから、私はほとんどステロイドを使用せずに遺伝子にあった食事管理と陰陽を考えた食事処方を行うことでカバーしています。


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