歴史的な勝利に涙! [院長コラム]
●ラグビーワールドカップ大勝利
苦節40年、ラグビー日本代表を応援し続けて、ついに歴史的な瞬間を観戦することができました!過去最強のジャパンですが、誰しもまさか勝利するとは思わなかった南アフリカとの一戦でした。勝因は、ハンドリングエラーがほとんどなかったこと、力負けしない体力を備えていたこと、そして、各員が休むことなく仕事し続けたことにつきます。毎回、良い試合をしながらも後半20分が勝負と言われ続け、いつも息切れをして敗退を記していました。振り返れば、何度勝利の夢をみたことか、期待してはいつも後半で息切れしてしまい、切なく肩を落としたものです。
しかし、今回のジャパンは違いました、最後まで全員で倒れては直ぐに起き上がり次の仕事をし続けました。これも一重にこの4年間の地道で科学的なトレーニングに基づき、持力を養ってきたからと思います。
幸先の良い勝利に浮かれることなく、日の丸を背負い死ぬ気で引き続き頑張っていただきたく思います。今日は、中学からラグビーに縁をいただき、日本ラグビーを愛しつづけて私にとって最良の一日でした。
ラグビーに興味の無い方も今回の最強ジャパンの闘いに注目していただき、想念を届けていただければ幸いです。
バンザーイ!
猫の心不全、動脈血栓塞栓症、リンパ腫 [News]
●ミーコ ♀ 猫
「突然後足が立たなくなり、機嫌が悪くなった!」と慌てて来院されました。身体検査では、起立不能、呼吸速迫、後肢冷感が顕著でした。動脈血栓塞栓症を疑い、股動脈の触診、心臓の超音波検査、胸部レントゲン撮影に移りました。
●血栓塞栓症
左心不全があるために血栓が大動脈に飛んで栓塞し、後躯(後足)麻痺になってしまったようです。緊急に血栓を溶解し、血液凝固抑制処置を行いました。
●リンパ腫
心臓検査の為に胸部レントゲン撮影を行うと、胸の中心部に塊状病変(矢印)が見つかりました、上記血栓処置を行って数日後には、全身のリンパ節が大きく腫れあがってきたため、リンパ腫と仮診断しました。数日後から生薬によるリンパ腫の治療も合せてスターとしました。
●両室(左右)心不全と胸水
超音波検査では、左右の心臓の著しい逆流と胸水が見られました。
●予後
一旦帰宅するも、5日後に再度閉塞が起こりました。同様の処置を行い、速やかに開通、しかし、昨日、急に呼吸が早くなったため、レントゲン撮影を行うと多量の胸水が発見されました。胸の両サイドにチューブを留置する緊急処置をおこないました。左右50mlづつ胸水が抜けました。
問題点が多い現在、予断を許さない状態ですので入院は継続中です、幸い食欲旺盛、2度目の閉塞した足も開通を維持、早く帰宅できることを願って看護していま(愛)。
1周年を迎えました! [飼い主さん感想文]
いつもお世話になっております。8月18日で通院1年が過ぎ、ハナも少々肥満気味ですが、元気になりホットしている毎日です。
1年ちょっと前頃から水を飲む回数(量)が増えたと思ったら、食事をしなくなり、寝てばかり。ある時、急に足がふらふらし歩けない状態になり、これは普通ではないと、罹りつけにに行き即入院。3日ほど点滴をするも数値は良くならず、はっきりどこが悪いと言って戴けなかった気がします。
納得いかないので、このままじゃ嫌だと考えた結果、石崎先生の所へ連絡しました、遅い時間に関わらず診察して下さいました。直ぐに検査(触診、エコー、血液)となり、結果は腎臓が悪く尿毒症になっていると言われ、ハナの元気のなさと重なり、どうしようかと不安に思うばかりでした。
それから、直ぐに点滴を長時間してもらい、初めて耳にする「振動療法」の説明を聞き、その治療も受けました。最初は、説明の意味もよく分からず半信半疑でした。
其の後、毎日通院して食欲も元に戻り、しっかり歩けるようになっていったのです。もう一つ、「電磁波障害」「酸化」の怖さを知り、その排除の方法を教えて頂きました。今は、3週間位に一度の振動療法に通っています。
最後になりましたが、看護師さんのナナに接するときの優しさも心に沁みました。今後もお世話になると思いますが、宜しくお願いします。