広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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セキセイインコの精巣腫瘍 [News]

●ピースケ 5歳 ♂
「足が痛そう」との主訴で来院されました。確かに右足に力がはいらないのか、止まり木を把持する力が不足し、やや拳上した状態でした。

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●精巣腫瘍と仮診断
3歳以上のセキセイインコに多く見られるのが精巣腫瘍です。精巣が体内で大きくなることで神経を圧迫し、足の麻痺がみられることがあります。飼い主の希望で、積極的な検査を行わず、上記の精巣腫瘍と仮診断して、漢方薬を処方することにしました。

処方を開始してから1ヶ月半、羽根を膨らましふさぎ込んでいた状態が一変、動きが以前の状態に戻り、汚れていたお尻も綺麗になり、拳上した足に力が入るようになりました。顔色も良く若返った感じすらします。

漢方薬の処方と同時に行った治療は、@電磁波を排除することA酸化した体を還元することB有害物質を除去することC酵素をあたえることでした。臓器治療と共に、身体の土台をなす異常を除去し整えることは当院のもっとも大切にしている方針です。この調子でさらなる回復に向けて頑張りましょう!

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歴史的な勝利に涙! [院長コラム]

●ラグビーワールドカップ大勝利
苦節40年、ラグビー日本代表を応援し続けて、ついに歴史的な瞬間を観戦することができました!過去最強のジャパンですが、誰しもまさか勝利するとは思わなかった南アフリカとの一戦でした。勝因は、ハンドリングエラーがほとんどなかったこと、力負けしない体力を備えていたこと、そして、各員が休むことなく仕事し続けたことにつきます。毎回、良い試合をしながらも後半20分が勝負と言われ続け、いつも息切れをして敗退を記していました。振り返れば、何度勝利の夢をみたことか、期待してはいつも後半で息切れしてしまい、切なく肩を落としたものです。

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しかし、今回のジャパンは違いました、最後まで全員で倒れては直ぐに起き上がり次の仕事をし続けました。これも一重にこの4年間の地道で科学的なトレーニングに基づき、持力を養ってきたからと思います。
幸先の良い勝利に浮かれることなく、日の丸を背負い死ぬ気で引き続き頑張っていただきたく思います。今日は、中学からラグビーに縁をいただき、日本ラグビーを愛しつづけて私にとって最良の一日でした。

ラグビーに興味の無い方も今回の最強ジャパンの闘いに注目していただき、想念を届けていただければ幸いです。
バンザーイ!

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猫の心不全、動脈血栓塞栓症、リンパ腫 [News]

●ミーコ ♀ 猫
「突然後足が立たなくなり、機嫌が悪くなった!」と慌てて来院されました。身体検査では、起立不能、呼吸速迫、後肢冷感が顕著でした。動脈血栓塞栓症を疑い、股動脈の触診、心臓の超音波検査、胸部レントゲン撮影に移りました。

●血栓塞栓症
左心不全があるために血栓が大動脈に飛んで栓塞し、後躯(後足)麻痺になってしまったようです。緊急に血栓を溶解し、血液凝固抑制処置を行いました。

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●リンパ腫
心臓検査の為に胸部レントゲン撮影を行うと、胸の中心部に塊状病変(矢印)が見つかりました、上記血栓処置を行って数日後には、全身のリンパ節が大きく腫れあがってきたため、リンパ腫と仮診断しました。数日後から生薬によるリンパ腫の治療も合せてスターとしました。

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●両室(左右)心不全と胸水
超音波検査では、左右の心臓の著しい逆流と胸水が見られました。

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●予後
一旦帰宅するも、5日後に再度閉塞が起こりました。同様の処置を行い、速やかに開通、しかし、昨日、急に呼吸が早くなったため、レントゲン撮影を行うと多量の胸水が発見されました。胸の両サイドにチューブを留置する緊急処置をおこないました。左右50mlづつ胸水が抜けました。

問題点が多い現在、予断を許さない状態ですので入院は継続中です、幸い食欲旺盛、2度目の閉塞した足も開通を維持、早く帰宅できることを願って看護していま(愛)。

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