我が子はすっかり元気になりました! [飼い主さん感想文]
●コーギー ♂ 9歳
我が家に迎えてすぐから、身体が弱かったうちの子は、5歳まで別の病院へ通っていましたが、耳が真っ赤になったり、ただれたり、全身を痒がったりし、色々なアレルギーを抑える薬を処方されの繰り返しで、耳に関しては耳ダニといわれ、ダニを駆除する薬を耳に付け続け・・・しかし、改善はなく。
全てに関してアレルギーだと診断されて不信感を覚え、その時の症状からネットで検索して、セカンドオピニオンとして石崎動物病院に通わせてもらって今年で4年になります。
自宅から高速を走り往復3時間は大変ですが、とても感じの良い先生や看護婦さん、スタッフさん達で、うちの子もリラックスして嫌がることもなく診てもらうと、アレルギーはありましたが、その影響でカビが耳にわいていたようで、治療をしてもらった今は完治に近い状態で良好です。
1年程前になりますが、突然一時的に後足が動きにくくなる症状がでました。痛がることもなく腰が抜けた様な歩き方をしていたので、直ぐに診察をして頂いたところ、DM(変性生脊髄症)の可能性があると診断され、その頃病院では振動治療を始めるという頃でしたので、その治療をお願いしました。
私たち家族で出来る限り通おうということで覚悟を決め週に1度から始まり、2週間に1度、3週間に1度、今では月に1度でいい状態に回復しました。
大学病院で調べてもらったわけではないのでDMというのは可能性でしかありませんが、極度に疲れたりした時以外はその症状が見られることはなく、そして進行することもなく、現在は、年齢的な疲れは見えますが、元気いっぱいで体調もすこぶる良好です。
犬の眼瞼上部腫瘍 [院長ブログ]
●チワワ もも太郎 13歳 ♂
元々は小さな出来物でしたが、放置する間に大きく育ってしまったそうです。心臓がかなり悪いため、何度か凍結療法で小さくしましたが、今回は、根治目的で完全切除を試みました。
●術後
頭頂部の皮膚を大きく切開し上眼瞼上部に移動して皮膚の再建をおこないました、スペースに溜る血液を吸引するために閉鎖式ドレインチューブも装着しました。
心不全と同時にクッシング(副腎皮質機能亢進症)を併発しているため、感染症に注意が必要になります。術後の経過は順調、翌日から食欲旺盛でやや引きつりながらも瞬きも出来る様子です。瞼の引きつり具合によっては、2回目の形成手術が必要になるかもしれません。
●抜糸後7日目
予想より眼瞼の引きつりが治まり、心配していた2度目の形成外科は不要な仕上がりでした。瞬きも自然に近く、笑顔でポーズしてくれました。


良性の腫瘍と言えども出来物が二度とできない身体を改革しなければなりません。日常生活から社会毒を排除し、減量と定期的な断食にトライし、腸を大切にする食事をいただき、新たな出直しの機会が訪れました!
猫の消化管リンパ腫と狭窄 [院長ブログ]
●きき 猫Mix 10歳 ♂
慢性腎不全で来院され、治療後安定しましたが、その後定期的な嘔吐を繰り返すため、他の原因を探すべく追加検査を行うことになりました。嘔吐の性質は、一気に大量の胃液を排出するため、閉塞を考慮しバリウム検査を行いました。
●バリウム検査
バリウムの通過延長が見らるものの、直腸まで排出されていることを確認しました。しかし、変わらず症状が継続するため、内視鏡による検査を行いました。
●内視鏡検査
胃、十二指腸、空腸における肉眼所見は非常に綺麗で異常をみとめませんでした。念のために病理検査提出用の組織を採取しました。
●再バリウム検査
病理検査は通常7〜10日の時間を要します。症状は内科処置を継続するも変化がないため、再度バリウムを飲んでもらう事にしました。
●試験的開腹
バリウム検査の結果に異常が見られるため、試験的に開腹させていただくことにしました。病変は僅か5mmの狭窄で、部位は回腸部分でした。
●結果
病理検査は未だ届いていません、回腸部分は狭窄を考えています、なぜならば、狭窄部位における肉眼的炎症が見当たらないからです。術後の状態は良く、嘔吐は全く無くなりました。リンパ腫の診断が下れば、抗癌剤は使用せず、環境改善と、漢方薬による治療を開始する予定です。ちなみに、白血病ウイルスは陰性でした。














