猫の時間経過した開放骨折 [News]
●うり 1歳 ♂ 茶トラ
「ギブス固定していたが、ずれて骨がでてしまった」と手術依頼をいただきました。
●レントゲン写真1(術前)
とがって見えるのが皮膚から外に出ている脛骨の一部です。時間か経過しているために既に骨は固まってしまっています。
●レントゲン写真2(術後)
●手術
皮膚から出ている部分の骨を切除し、癒着している骨を離断し、軸を正しました。時間経過による萎縮があるため、骨をさらに短く切断すれば足の角度は整いますが、歩きづらくなると思われましたので、術後のリハビリに期待して骨の切除は最低限度に抑えました。
若干脚は短くなりますが、固まった関節と委縮した筋肉を徐々に開放し伸ばしていくリハビリが不可欠です。
●レントゲン写真@(術後)
このプレートは、創内で行う創外固定を原理としています。よって、骨とプレートとの隙間(脛骨近位部)が生じても問題はありません。
●レントゲン写真2(術後)
●術後
翌日から食欲旺盛で、3日後に帰宅しました。骨髄炎を考慮して、波動測定を行いながら抗生物質の投与期間を検討していくつもりです。
遠方からのご紹介手術でしたので、本日お電話をいただきました。「足を着いて高い所に上がろうとする」とご報告に嬉しさがこみ上げました。(感謝)
冬の蚤アレルギー [News]
●rara 猫 16歳 ♀
「毛が抜ける」と来院されました。
●蚤アレルギー
以前は、冬に蚤のアレルギーによる皮膚病を見ることはありませんでしたが、数年前からこのような状態になりつつあります。対応は、身体のエネルギーを奪わないタイプの蚤駆除薬を選択します、そして、極力使用しないことが肝要です。なぜならば、甲殻類(蚤、ダニなどの甲羅を持つ生物)にしか効果がないと説明されていますが、蚤が死んでしまうような化学物質が体に良い訳がない(笑)と考えるからです。
●診断と治療
診断は、臨床症状(腰背部の脱毛、突然振り返って皮膚を噛み付く)と蚤の糞の存在です。蚤取り櫛で採取した糞の特徴は、「J」に湾曲している、水分を含ませると血液がにじんでくる特徴があります。多頭飼育している場合には、同時に蚤の駆除を行う必要があります、繰り返して申し上げますが、蚤が居ないのにノミ駆除薬を予防的に安易に使用することは避けましょう!
てんかん様発作U(高周波) [News]
●クー 18歳 ♂ ダックスフンド
「突然、発作が生じた!」と来院されました。過去の経験から発作の際には、必ず電磁波測定を行うことにしています。その結果、高周波の影響を強く受けていることが分かりました。詳細を伺うと、自宅にWifiとコードレスフォンの存在がありました。電磁波測定器を用いてデモンストレーションを行い、目に見えない、多くの人が感じない電磁波が身の回りに溢れていることを認識いただき、早々に自宅の環境改善をお願いしました。
10日後に再来院頂き、同じく測定を行いました。前回は松果体、視床下部、脳下垂体に強く障害がありましたが、今回の測定結果は白。当然高周波も白。お話を伺うと、発作は全くなくなり、以前より元気になった気がすると言われれいました。カルテを遡れば、約4年前から電磁波の悪影響をお伝えしていました、しかし、数回に渡る私の訴えも空しく他人事でした。今回の様な何らかの目に見える症状が出現しないと説得力に欠けるのが難しいところ(嫌らしいところ)だと感じます。。癌、難病などの発生で気づきを得ることにならなくて良かったですね!人間では、認知症、パーキンソン、鬱の原因も電磁波によるとも言われています。クーちゃん若干18歳(笑)、これからすっきりとした頭で未来を楽しみましょう!