広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

News

RSS1.0


2008年12月15日(月)

身体検査を体験して、学んだこと。 [News]

●キャバリア 6歳 ♀ ももチャン

身体検査を希望して、初めていらっしゃいました〜♪。

画像(220x165)・拡大画像(640x480)

実物は、もっとベッピンです。

迷惑そうな顔をしていますね〜。
「モモちゃん」は、少しシャイで、良く気がつくタイプでした。大人しくて、良い子で、頭〜肛門までの検査を、快くとはいきませんが、我慢して許してくれました。ヨシ、ヨシ。アリガトーウ!

画像(220x165)・拡大画像(640x480)

こんなに大量は珍しいのです!

●肛門嚢の異常
これは、便ではありません。
肛門の両側に肛門嚢という袋が存在するのですが、その袋に蓄積した、左右の分泌物の塊です。長年閉鎖状態になっていたので、大量に堆積していました。この状態を放置しておくと、感染を起こして破裂する可能性があります。危険!

画像(220x165)・拡大画像(640x480)

片耳から出た耳垢

●左右の外耳炎
耳の入口は、比較的きれいでした。
しかし、耳道を耳鏡でのぞくと、耳垢が中程度見つかりましたので、洗浄を繰り返しました。
そして、その耳垢検査から、マラセジアという酵母の感染が見つかりました。

他には
●両後肢のオサラが先天的に外れる(膝蓋骨内方脱臼)
●中等度の肥満
●結膜の軽度の充血
●軽度の歯石の蓄積
が検出されました。
飼い主さんは「何も問題がないつもり」でいらっしゃいましたが、この様に様々な異常が、発見されました。

皆さ〜ん。
「元気と思っても身体検査を!」
「年一度の身体検査を!」
「早期発見に身体検査を!」
お忘れなく!

10時06分


ページのトップへ

  • お問い合わせ
  • スタッフ募集
  • 石崎動物病院の日々

検索

キーワードリスト

最近の記事

リンク集

powered by a-blog

[Login]