広島県呉市「石崎動物病院」

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2011年01月08日(土)

成長板早期閉鎖 [News]

●ケン 3か月 ♂ プロット

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矢印の赤血球の中にバベシアが居ます。

もともと、ケンちゃんはバベシア症(血液の寄生虫症)による溶血性貧血で来院され治療を開始。溶血が弱まりバベシア症が少し落ち着いたところで、飼い主さんから、少し足が変形してきているようだとの訴えがありました。

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特に左の曲がりが気になります。

●骨端板早期閉鎖症
この病気は、骨の成長段階で発育が止まる状態です。前肢(肘から下)後肢(膝から下)は、2本の骨で構成されていて、その一方の成長部(骨端線)が障害を受けて肢の変形を生じる病気です。一番多い部分が尺骨の遠位部分と言われています。

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写真写りは悪いが、ホントは可愛いケン

●バベシア症
ケンちゃんの貧血は依然と比べ、ずいぶん良くなりましたが、まだ正常値ではなく油断はできません。バベシア症は、完治させることができないため、免疫を低下させない様管理することが大切です。もう少し貧血が落ち着いたら、尺骨の部分切除を行う予定ですが、手術のストレスが心配です。


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10時00分


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