ようやく、これで一安心です! [お仲間紹介]
チェスター ♀ 9歳 フラット・コーテッド・レトリバー
●性格
大人しく、社交的。しかし、雄にはめっぽう厳しい。
♀と去勢♂はだ〜い好き!
●特技
川で潜水して、自分の頭より大きな石を拾い上げ、そして、自宅まで持ち帰る。
●エピソード
先日、肥満細胞腫の大がかりな手術を行いました。胸の筋肉を大きく切除する大変な手術でしたが、無事成功。凄〜く、心配で、心配で、しょうがなかったご家族にも、ようやく笑顔が見られ、メデタシ、メデタシ。
●飼い主さんから一言
これからも頑張ろうね、そして、長生してね!
●獣医師から一言
ここまで、来るまでには、色々なご苦労がありましたね。
憂鬱な飼い主さんの顔が、笑顔に変わった瞬間が我々の喜びでもあります。
これからは、何事も常にポジティブにとらえ、笑顔を絶やさず、チェスターに太陽の様なエネルギーを与え続けて下さい。
短頭種気道症候群について [院長ブログ]
お仲間紹介の「サンシャイン・ロクちゃん」で、この話題を出しましたが、皆さん、どうも軽く考えていらっしゃる様ですので、今回は、短頭種気道症候群について、少し詳しくお話します。
シーズー、パグ、フレンチブルドック、ボストンテリア、ペルシャ、ヒマラヤン猫などの鼻の短い種類を短頭種と言います。これらの動物は、鼻の孔が生まれつき狭い、あるいは、ノドちんこが先天的に長い状態が、しばしばみられます。その状況を放置していると、気道の抵抗が上昇し、息を吸うときに陰圧が高まり、ノドちんこを引き伸ばし、ノドちんこが伸びると、さらに気道抵抗が上昇し、喉にある小さな袋が反転し、さらに、陰圧が高まり、喉の軟骨が引っ張られ、最終的に喉の軟骨が虚脱して呼吸困難に陥ります。
●鼻腔狭窄
鼻の穴が狭くなっています。
レーザーあるいはメスで鼻の穴を大きくします。
鼻の奥まで広げることがポイントです。
●軟口蓋過長
喉チンコが長くなっています。
吸気時に長い喉チンコが振動して大きな音を発します。
甲状軟骨部と接する部分で余分な粘膜を切断します。
●小嚢外反
喉の奥に存在する喉頭小嚢が外へ反転します。
まずは、鼻腔狭窄、軟口蓋過長の手術を行います。
それでも、もとに戻らなければ、小嚢を切除します。
●喉頭虚脱
喉頭が虚脱状態になり、開閉できない状態です。
ここまで、進行すると重症です、まともに呼吸ができないため、とても苦しい状態です。
まずは、鼻腔狭窄、軟口蓋過長の手術を行います。
それでも、治らなければ永久気管切開術を行います。
飼い主さんへ!
以下の項目をチェックしてみてください!
●まずは、鼻の孔をのぞいてみてください。
ちゃんと穴があいていますか?
ふさがって、線状になっていませんか?
●次に呼吸音に耳を傾けてください。
吸気時に、喉から音が出ていませんか?
いびきをかいていませんか?(★いびきは病気ですよ〜!)
口をあけたまま、音がでれば、それは異常です!
●運動をさせた時に観察してください。
大きな音をたてて呼吸していませんか?
呼吸が浅くなり、苦しそうにしていませんか?
舌の色は悪くないですか?
●ご飯を食べる、水を飲む時の変化を見てください。
苦しそうにしませんか?
むせるような仕草はありませんか?
●進行すると食道炎が発生します。
原因不明の嘔吐はありませんか?
●陰圧が高まり心肥大、肺水腫、裂孔ヘルニアも発生します。
この種の病気を持つ動物は、同時に気管の低形成を伴う場合があります。これは、胸部レントゲン写真で診断できます。この病気を持つと、肺に食べ物が誤って入って肺炎を起こしやすくなります。残念ながら、気管低形成の改善手術はありません。
気管低形成がない場合には、早い段階で処置を行えば怖くない病気です。
鼻の短い動物を持つ飼い主さんは、是非とも真剣に受け止めて、ご相談ください。
軟蘇鴨卵の法 [院長コラム]
飼い主が健康でなければ、動物も幸せでありません。以下はイメージ療法ですが、副作用も無く、無料ですから、試してみてください!
軟蘇の法とは昔、昔、江戸時代の僧侶である白隠禅師によって伝えられたと言われています。蘇と言う秘薬は、高価なくもので一般庶民には手に入らなかったと言われます。そこで、白隠禅師は軟蘇を使用しなくとも、それと同じか、それ以上の効果を挙げる方法を全国に教え広めたとされています。
一、目を軽く閉じて、ゆったりと自然呼吸します。また、両手は軽く両膝の上に置きます。
二、次に、イメージを膨らませます。
鴨の卵大の蘇を頭の頂点にそっと乗せます。
自分の体温で蘇が少しずつ軟らかくなり溶けていくイメージを作ります。
三、と同時に卵大の蘇が溶け香りが漂いだします。
四、溶けてきた蘇が頭皮より脳の中にまで浸透して、段々と下方へ沁み落ちていきます。 (目→鼻→口→喉→首と)
五、さらに溶け出して頸から両肩、両肘、両手を巡り手の平まで達します。
六、頸から体内に入った蘇は、五臓六腑を潤いながらはソ径部より両脚に入り流れ、膝から足の裏まで達します。
七、 これで、身体全ての凝り、詰まりが解消され、綺麗な体に生まれ変わります。
どうですか、少しスッキリしましたか?
試しに数か月、続けてみてくださいネ。







