交通事故??? [院長ブログ]
日本猫 しろ ♀
7日ぶりに帰宅。
足の皮膚は剥がれ落ち、右足首の骨折を伴っていました。
傷には、小さな砂が入りこんでいることから、交通事故が想像されます。
●骨が露出していましたが、レントゲン写真で、骨髄炎像がないので、まずは、傷を綺麗にする湿潤処置を先行しました。
●7日後の状態です。
再度、レントゲンで骨折部位を確認。7日前と比較して、骨の変位がないので、皮膚を寄せるための皮膚形成術のみを行いました。
また、アキレス腱周辺の皮下組織に硬縮があり、足が伸ばしにくくなっていましたので、切開を加え解除しました。
●皮膚を引っぱり、露出した皮下組織を覆う処置を施しました。皮膚が足らない部分は、後日、皮膚移植を予定しています。
●片側のかかとです。
●片側の左足の7日後の状態です。
綺麗な組織が形成されたので、形成外科手術を行いました。
●こちらは、ほぼ皮膚の整復が完了しました。
両足ともに皮膚に緊張がかかるので、足の動きを制限する、外固定を一緒に行いました。
●どちらが幸せか・・???
猫ちゃんを外出させずに飼育するケース、あるいは、外出自由にしているケース、どちらが幸せなのでしょうか?私には、答えが出せませんが、外出には、喧嘩、交通事故、感染症の機会が待ち構えているのは、確かです。とにもかくにも、交通事故には、注意しましょう!
僕の仕事は、羊を管理すること! [お仲間紹介]
●レオン ♂ 4ヶ月 ボーダーコリー
●性格
とにかく明るい。人も犬も大好き!
●特技
誰とでも仲良くできる。
●エピソード
運動が大好きで、いつも走りまわっています。●飼い主から一言
犬を飼うのが初めてで、毎日が新鮮です。日々成長していく姿を見るのが楽しくてしようがありません。これから、一緒に成長できたらと思っています。
「今度キャンプに一緒に行こうね!そして、これから先、色々な所へいって、遊びながら楽しい思いで作りをしようね!」
●獣医師から一言
やはり、牧羊犬として運動能力が高いので走りたくてしようが無いと思います。運動不足が彼らのストレスにもつながります。いつも十分な散歩をさせてあげる必要があります。そして、初心を忘れず、末長く家族として愛してあげてください!Toshi
腫瘍内科学 [院長コラム]
今回は、コロラド大学から獣医腫瘍科准教授のLana先生が来日され、2日間の講習を受講しました。
コロラド大学の腫瘍科は、アメリカでもトップクラスであり、過去にも多くの専門医が来日されています。私も過去にこの大学を2回訪れ講習を受けたことがありますが、国立公園がそばにあり、自然に恵まれた、安全で、のどかな住みよい町でありました。
講習内容は、我々が臨床で遭遇する機会の多い
■リンパ腫
■白血病
■肥満細胞腫
■化学療法剤とその使用方法
・・・などでした。
化学療法は、癌細胞だけでなく、正常細胞も攻撃しますから、作用機序、副作用、特性などを熟知し、個々の患者さんに合わせながら慎重に処方しなければなりません。
だから、私は、化学療法がどうも好きになれませんでした。しかし、数多くの症例を経験された先生の話は、説得力がありました。先生の連絡先をお聞きしましたので、アドバイスをいただきながら、皆さまのお役に立てればと思います!
とても良いご縁と有意義な2日間でした。 Toshi








