広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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難治性皮膚病 Case2 [院長ブログ]

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●初診
@2年前から皮膚病が始まりまったそうです。医療関係の飼い主さんでしたので、自分でかゆみ止めを処方して、シャンプーを定期的にしていたと言われます。皮膚は痛々しいほど、黒くて、真っ赤です。

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A見事にはげ上がり、皮膚が黒くなり慢性化を示します。僅かに残る毛が、惨状を物語ります。皮膚の検査を行うと、多くの酵母の感染が見られました。また、皮疹の原因は、細菌感染と思われます。血液塗抹でも白血球の中毒性変化を認めましたので、抗生物質を開始しました。また、食事は陰陽食事指導を開始しました。

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●●12日後
@痒みがずいぶんと治まり、皮膚の赤みも低下し、毛が増えてきました。

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Aシャンプーは、今まで飼い主さんが購入していたものから、界面活性剤の入っていない皮膚に優しいタイプに変更しました。著しいフケも少なくなり、ベトベトからしっとりと変化してきました。

続く・・・・。


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山口県  湯本温泉 [院長コラム]

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●湯本温泉
俵山温泉と同じく山陽道、美祢インターから降りて北へ向かいます。

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●恩湯
俵山と並ぶ名湯の一つである、湯本温泉(恩湯)を訪れました。江戸時代には藩主毛利公もたびたび入浴している音信(おとずれ)川沿いにたたずむ独特の雰囲気のある温泉です。泉質は、優しいアルカリ単純泉で、胃腸病、リュウマチに効果があります。飲水不可ですが、地元のオジサン達は皆平気で飲んでいます私も戴きましたが「うん、なかなか美味い!」癖のない飲みやすい無味、そして、僅かに硫黄臭が漂うものでした。男湯は、浴槽が2つに分割されていて、僅かに温度差がありました。たぶん38度ぐらいだと思います。浴槽は、ゆっくりとくつろげる広さと深さがあり肩まで十分浸かれます。俵山温泉と似ていますが、俵山ほどの湯の強さはなく、優しく包み込む感じでした。

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●温泉街
近代的な大きな宿泊施設も目立ち、観光と湯治の温泉街と感じました。音信川周辺は、古風な宿が軒を並べますが、古びた温泉街がかもし出す暗さは無く、川からの心地よい優しい風が気持ちを緩め癒してくれます。この街の雰囲気、気に入りました!つまり、家族と一緒に観光を兼ねて、温泉を楽しむには最適のロケーションだと思いました。

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●金子みすず
湯本温泉から数分の仙崎港には、金子みすず記念館があり、立派な内容に驚嘆しました。実家跡地に「金子文英堂」を再現し、この書店が記念館の入り口になっています。御存じの通り金子みすずは「幻の童話詩人」と言われ26歳の若さでこの世を去りました。その後(昭和57年)に童話集がみつかり、驚く速さで日本中に広がりました。

●みんなを すきに (金子みすず)
わたしは すきに なりたいな、なんでも かんでも みいんな。

ねぎも、トマトも、おさかなも、のこらず すきに なりたいな。

うちの おかずは、みいんな、かあさまが おつくりになったもの。

わたしは すきに なりたいな、だれでも かれでも みいんな。

おいしゃさんでも、からすでも、のこらず すきに なりたいな。

せかいの ものは みィんな、かみさまが おつくりになったもの。


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早く歯石を除去しよう! [院長ブログ]

11月14日の産経新聞「健康ライフ」の医師、歯科医師によると、「歯周病が糖尿病患者の血糖管理を難しくしていることが確認され、歯周病で歯肉組織中に産生された炎症性性サイトカインが全身に回るとインスリン抵抗性が高まり、血糖値が下がりにくくなる。歯周病を良くするためには、歯垢(プラーク)を除去し、歯石形成を防ぐことである。」とありました。

歯周病の原因菌である嫌気性菌は歯周ポケットが生育環境に適し、繁殖が進むとマクロファージが処理しようとして炎症反応が誘発され、炎症性サイトカインが放出されます。

動物は食事の変化により、人間では考えられない程の歯石が形成されてしまいます。そして、ほとんどの者が歯周病をともなっています、歯周病により炎症反応が誘導され、上記のサイトカインが放出され、全身性に影響が及びます。

以下に1例を紹介します。

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●プードル6歳 ♂ 
ご覧の通り、人間の範疇を超えて恐ろしいほどにプラークと歯石が堆積しています。

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●抜歯
飼い主さんから、食事を戴くときに食べにくそうにするとの訴えがありましたが、歯石が歯根に向かって侵入し、歯周靭帯を破壊し、歯茎に付着している部分が少なくなり、支持を失います。

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●処置後
歯石、プラークを除去し、とても奇麗になりました。良く見ると(上の後ろ側の歯の歯肉の赤い部分)分りますが、歯の根が一部露出しているところがあります。これは、歯肉部における炎症により歯肉が萎縮後退してしまい、上記の歯肉ポケットへの歯石侵入と合わせて、歯が抜ける原因となります。

炎症は、いわゆる体に発生する「火災」です。その火を大きく広げないためにも、口腔内管理、主には歯石の予防、除去はとても大切な位置を占めます。また、合わせて適切な食事で歯石の再付着を予防し、適度な運動により体内脂肪を防ぐことが「小火」から「火事」への移行を防ぎます。


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