実習生感想文 [実習生感想文]
●先日はお忙しい中、職場体験をさせていただき本当に有難うございました。僕はこの体験を通して返事をハッキリすること、素早く正確に行動する事などを改めて見直すことができました。初日に石崎先生が仰った、礼を正すこと、仕事中にため息をつかないこと、これからの学校生活、日常生活でも意識して活かしていきたいと思います。僕がこの職場体験を成し遂げられたのも、石崎動物病院のスタッフの方々と、石崎先生の分かり易い説明と皆さんの優しさに支えられたからです。
この度は、本当にありがとうございました。まだまだ、残暑が続きそうです。くれぐれもご自愛ください。
呉市中央中学校2年
●私は仕事をさせて戴く中で、命の重さを知りました。亡くなった犬が病院へ来られた時、飼い主さんの悲しみにあふれた表情を見て、誰かの命が亡くなる程悲しいことは無いと思いました。また、その後、もっとできる事はなかったのかと、先生方が話しておられてのを聞いて、私は凄く感動しました。インタビューでも、動物たちを助けたい!と思うきもちや、動物たちが最小限に嫌な思いをしない様にされている事を聞き、私はかっこいいなあと思いました。
また、仕事の大変さを知りました。立ち仕事である事もそうですが、言葉が話せない動物達の病気を見つけつ為、飼い主あさんとコミュニケーションを大切にしたり、色々な可能性を考え、きちんと調べて確実な答えが出てから治療に移る事。命を預かるしごとであるからこその大変さが沢山ありました。私の獣医になりたいという思いもさらに大きくなりました。暑い日が続きますので、どうかこれからもお体にお気をつけください。
呉市両城中学校2年 日高 千穂
●先日の職場体験では大変お世話になりました。私は仕事をさせて戴く中で「物事を曖昧にせず、責任を持って最初から最後までやりとげる」と言う言葉が心に残りました。私はこの仕事は命を預かる仕事なので、少しでも気が抜けていたらいけないことが分かりました。そして、少しでも気を抜かないということから、いつもしっかり自分を管理することが大事だと分かりました。
また、表から見えない裏側の部分の仕事も色々と体験させて戴き大変感謝しています。これから私たちは、ここで感じた働くことの意味や楽しさ、やりがいを整理し報告書としてまとめていきたいと思っています。報告書ができたら改めてお礼に伺います。本当に有難うございました。
呉市両城中学校2年 宮本 佑華
<院長から一言>
この度の実習は、何はともあれ姿勢を正すことを学んでもらえれば良かったと思います。「若者の姿勢を見れば、その国の未来が分かる」と言われるように、中庸の基本姿勢が大切です。故にお辞儀の練習を何度も何度も行いましたネ。「背筋を伸ばし、やや前方を見ながらゆっくりと心を込めて頭を下げる。」次回、大きく進化した姿を見ることを楽しみにしています!お疲れ様でした。
副腎皮質機能亢進症 [News]
●14歳 ♂ Mix
初診は、肘の傷でした。肘を拝見しながら思ったことは「お腹がやけに大きく、ハアハア呼吸をする」ことでした。気になるので超音波機器によって腹水、副腎、膀胱を中心に検査させて戴きました。結果は、腹水(-)両側副腎腫大、膀胱炎(尿検査も行う)が見つかり、副腎皮質機能亢進症(クッシング病)を強く疑うことになりました。
●副腎皮質機能亢進症(クッシング病)とは?
この病気は、副腎から分泌されるホルモンの一つであるコルチゾールが過剰に分泌されることにより様々な症状を引き起こす病気です。特徴的な症状は、多飲、多尿、腹部膨満、筋肉が弱る、感染症(膀胱炎、傷が治りにくい)、呼吸速迫などです。
●原因
下垂体依存性(85%)副腎皮質腫瘍(15%)またコルチゾールが分布される定型型と性ホルモンが分泌される非定型型に分類されます。非定型型に分類されると診断が大変で、17-ヒドロキシプロゲステロン、プロゲステロン、エストラジオール、アンドロステネジオン、アルドステロンなどを測定しなければなりません。
●診断
診断には、上記の特徴的な症状と、超音波、尿、血液、ホルモン検査(上記)を行う必要があります。
*超音波による副腎の計測では正常値の>7mmを越えていました。
●経過
治療を始めて2か月。定期的な血液検査を行いながら投薬量を決定しなければならないことは大変ですが、来院当初と比較するとお腹が小さくなり、呼吸が落ち着き、飲水量が減り、元気になったと喜んで戴いています。
早期診断の為に普段からの様子に気をつけましょう!
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椎間板ヘルニア-3 [飼い主さん感想文]
ヘルニアのグレード5と診断され、他の病院で手術をし、その後1カ月ほどリハビリを頑張りましたが、それほど回復がみられませんでした。そんな時、インターネットで鍼治療が有効だという情報を得たので、広島県内で鍼治療ができる病院を探し、石崎動物病院にお世話になるようになりました。
「深部痛覚が無いので、どれだけできるか分かりませんが、この鍼治療で少しでも改善が見られれば、飼い主さんのリハビリへのモチベーションの維持にもつながると思うので、頑張ってみましょう!」と院長先生も話して下さり、高速で片道2時間かけて週に1回通院しています。
鍼治療を始めたころは、鍼をしている間中震えが止まらないので、火のついたもぐさが体に落ちないか心配でしたが、最近は気持ちよさそうにしています。通い始めてから2ヶ月半が経ち、まだ立つことはできませんが、手術後振ることができなかった尾を振る様になったり、立とうとする姿勢が見られるようになったりして、鍼治療の効果が出てきているように思え、リハビリに取り組む私たちのモチベーションの維持につながっています。
また、鍼治療だけでなく、食事についての話をきかせていただき、生肉食に変えることでこれまでと違って食事も喜ぶようになりました。さらに、動かない後足を持ち上げる紐を院長先生自ら作ってくださり大好きな散歩もできる様になりました。
今はまだ歩くことはできませんが、食事の改善で体重も標準体重になり、とても元気な様子をみると、石崎動物病院へ通うようになってとてもよかったと思っています。
歩く姿を夢見る夫婦より
●その後
9月16日時点で自力で起き上がり、5−6歩あるけるようになりました。徐々に改善がみられ、飼い主さんのモチベーションが高まります。