広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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気、血、動について

●健康の秘訣は気づきから
若い頃はエネルギーに溢れ、病気とは無縁であることが通例ですが、40歳を超える頃になると、積年の無理がたたり病気の発生で命を落としたり、慢性疾患で長期に患うことになります。
同じく動物でも、7〜8歳を超えると病気の発生が増加します。よって、特にこの年齢に入った際には、生き方、考え方を見つめ直さなければなりません。
先ずは「気」です。病は気からと言うように、飼い主さんの何気ない言動がペットを傷つけることを認識し、常に優しい愛のある言霊をプレゼントして欲しいと思います。

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次に「血」です。血液を汚さないこと。つまり、食べ物に気を付けるという意味です。化学物質、重金属で汚染されてしまっている食事は当然与えて続けてはいけません。人でさえなかなか避けるのが困難な時代ですが、極力意識して毒のないエネルギーの溢れる食材を食べさせるように心がけて欲しいものです。普段から毒の無い食事をいただくことで、本来のセンサーが目覚め、正しい判断ができる体に戻ります。
最後は「動」です。動とは、運動のことで、常に体を動かして血液を巡らせて滞りの無い流れの良い体を維持することが大切です。

当院では、上記の具体的な対処法をアドヴァイス致します、関心のある方は来院の際にお尋ねください。

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犬の顔皺の皮膚炎 [News]

●ひなた 4歳 ♀
「7日前に鼻をぶつけてしまい、その後鼻から膿様の物がでる」主訴で来院されました。見るからに鼻は綺麗です。話を進めると膿は鼻の上の部分から出るとのことでした。

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●皺壁の皮膚炎
鼻の上の皺を押し上げると、感染症が見つかりました。皺で皮膚が密封され通気性が悪くなることで、ブドウ球菌による感染が発生していました。

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●治療
単短種による皺の皮膚炎はしばしば起こる病気です。犬種特有の疾患ですが、肥満犬♀の陰部の皺でも発生があります。治療は、患部の毛を刈り、消毒することです。予防は、常に皺の部分を清潔に保つことです。
根治治療は、皺を切り取ることですが、その形成外科により大きく形相が変わってしまうことが欠点です。

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●7日後
感染が治まり、赤みもほぼ治まりました。
今後は、定期的な毛刈り、観察が必要になります。

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犬の眼球突出 [News]

●ルナ ♂ 1歳
他の犬とじゃれあっている際におかしくなったそうです。眼球が飛び出して既に3時間か経過しているので心配でした。ダメージが著しい場合は、目が元に戻っても、神経障害のために涙が出ない、瞬きできないなどのしょうじょうから、眼球を摘出するケースもあります。

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●整復
早速、麻酔を施しました。
眼球を眼窩におさめ、第3眼瞼で圧迫を行いました。眼瞼切開を行わずにできたことは朗報です。

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●7日後
腫れていた結膜が引き、眼球が左右対称になりました。

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●とにもかくにも速やかに
眼に著しい外傷を受けていない単頭種の眼球飛出では、速やかに対応すれば、良好な経過をたどるのが普通です。今回は、3時間経過していたために、中程度の結膜腫脹と充血があり心配しました。14日後の経過では、視力は確保されていました。しかし、ドライアイが発生していたため、今後の経過観察と点眼が必要になります。

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●30日後
ドライアイも回復し、術後に発生した基底膜障害も治癒し、無事に復活しました。

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めでたし、めでたし。


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