広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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私が漢方薬にこだわる理由 [News]

●病気について
大胆に申し上げると、そもそも動物も我々人間も目に見えない電気によって生命活動を行っています。
病気は体の中にノイズ(ゴミ)が溜まること。
電気の流れが悪くなると明かりがつかないことと同じく不具合が生じます、例えば病原体が体に侵入した際に免疫細胞である白血球軍がネットワークを使って集まるのですが、これも電気信号により行われています。そして、細胞内、細胞間にも見えない電線が張り巡らされているのです。

「病は気からの気」は電気の気。
電線にノイズが溜まったり、電線が切れたりすると情報伝達が滞り、
病気が発生するのです。

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●西洋薬VS漢方薬
@人工物
簡単に申し上げると
漢方薬は、自然のものを組み合わせた総合効果で身体の通電障害を修復し改善に導くものです。
治療薬として不自然なものであれば、ノイズ(ゴミ)の付着があり通電障害が発生し、そのノイズにより別の通電障害が生じます。

「不自然なもの」とは人間が造り出した人工のもの、つまりは化学物質のことです。この不自然なものはノイズ(ゴミ)を含んでいるので電気の流れに影響します。
西洋医学の薬は人工の化学物質で作られていることはご存じのことと思います、使用すれば当たり前に含まれるノイズ(ゴミ)により大なり小なりの副作用が必発します。その症状は表に出る場合と出ない場合がありますが、確実に足を引っ張っています。

では、自然100%の漢方薬で副作用が生じないのかと言うと西洋医学薬とは別の仕組みで発生します。例えば冷えている患者に冷やす処方を行えば悪化します。マイナスに傾いているものをさらにマイナスに導いてしまうからです。食材として旬を大切にする意味も同じくそこにあります、例えば外気温が下がる冬に、体温を下げるスイカを食べていけないことは昔なら当たり前でした。そして、冬にスイカは市場に出回っていませんでした・・・。

不自然な薬にしろ食べ物にしろ
多かれ少なかれ目に見えて分かる、
あるいは感じることができない副作用が体の中で発生しています。
できる事ならばノイズ(副作用)が含まれる物と関わることは避けたいものです。


A単一VS複合
西洋医学の薬は人工の単一成分で出来ています。
一方、漢方薬は数種の自然素材を組み合わせた複合薬です。身体の仕組みは単純ではありません。色々な関わり合い(陰、陽、湿、乾、温、寒、相互、相殺)を配慮してバランスよく調整されている漢方薬の方が体には都合が良いのです。効能は@血の流れの改善A水分調整B温度調整が中心となります。

西洋医学の薬を何種類も組み合わせて飲むことは、予測できない副作用の危険があります。漢方薬は何種類もの材料の複合ですが、相互のバランを考えて作られている点が異なります。

●思いもノイズとなる
人工で作られた化学物質は殆どのものが人間の欲で作られます。速くて、安くて、便利の正体は人間の欲による「煩悩」「毒」です。その煩悩、毒はノイズ(ゴミ)そのものなのです。
太古の昔より共生してきた自然のものは、体に障害を与えない仕組み(歴史)があります。しかし、農薬などを散布して経済、労働効率を上げれば、そこにノイズが発生し、そのノイズを含んだものをいただいた体には、ゴミが溜まり電気障害の成れの果てである病気が発生してしまうのです。

ネガティブな思いも負の電磁波を形成します、自身、および周辺の動物達に影響を及ぼし酸化(錆付き)が発生して通電障害が起こります。
常に穏やかでポジティブな状態で動物たちに接することが肝要です。わが身の癒しを求めて、動物達に負の感情を受け止めてもらう行為は避けたいものです。

人間は動物達より大脳皮質が発展してしまったため
自然と共生しながら生き以外の欲を持つようになりました。その人間の我欲で自然に生きる動、植物など人間以外の全てのものに犠牲を強いている現状を深く反省し、再出発しなければ地球はもちません。

過去の日本の伝統文化には、自然と共生する姿がありました。これ以上世の中の仕組みを便利にする必要はありません、人間の我儘を取り去り急速に壊れゆく故郷である里山を取り戻さなければ、動物も我々人間も生存することすら出来なくなってしまいます。
まずは自然のものを使い、不自然なものと関わることは止めましょう!

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抜歯後の修復 [News]

●上顎右犬歯
去勢手術の際に見つけた歯のトラブルを修復しました。

いつ折れたか定かではありませんが、
歯髄は黒く変化し既に壊死しています、
このまま放置しても根尖部膿瘍になることは少ないですが、
痛みが持続します。

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また、犬歯は根が深く自然修復で閉鎖することは期待できません。特に上顎の犬歯は鼻道を近接しているため、食べ物が詰まり感染、炎症が持続すると
鼻道がと繋がり鼻汁、くしゃみの元になります。

●抜歯
歯を抜いて、フラップを形成しました。

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●修復
フラップを縫合しました。

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●下顎犬歯
下顎は穴が開き膿の排出がありました、
周辺組織を綺麗にしいくと
折れている犬歯の根が見つかりました。
歯髄は黒く変色していませんが、歯の冠部分を失っていること時間的経過があり感染していることを考慮して抜歯しました。

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●修復
こちらは目に見える感染がありましたので、
充分に洗浄してフラップ縫合しました。

抗菌漢方薬を7日間処方しました。

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私がワクチンを積極的に勧めない理由 [News]

●ワクチンの仕組み
ワクチンは、簡単に申し上げれば病原体を不活性化あるいは弱毒化して体に接種し、免疫反応により抗体を作り出し、その抗体で身体を守る方法です。

生まれた子犬子猫は母親からの抗体である移行抗体を受け継いでいます、この抗体は子供たちを感染症から守りますが、抗体がある時期にワクチン接種を行うとそのワクチンは無効となります。

通常親からの移行抗体は生後8〜12週で無くなるので初年度の最終ワクチンは16週齢以降とします。その後は追加接種を1年後にし、その後は3年ごとに接種を行うのが、世界獣医感染症学会の推奨プログラムです。

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動物のケースでは、人間ほどの悪い保存料(水銀など)が入っていないことで一安心ですが、15年前から漠然と毎年ワクチン接種することに疑問が生じ3年間を通じてワクチン接種の必要性を調べました。

●ワクチン抗体検査
今から12年前、世界獣医感染症学会の推奨プログラムが本当正しいのかと
犬600頭、猫120頭を3年間に渡り抗体測定をおこないました
結果は毎年ワクチン接種を必要としたケースは犬も猫も約35%でした。
残りの約65%は毎年のワクチン接種が必要ないことが分かりました。

上記の結果から、当院のプログラムは以下を設定しています。
@初年度:16週を最終接種とする
A2年目:初年度から1年後にワクチン接種
B3年目以降:毎年の抗体検査
 ※明らかに抗体が高値の場合は3年後に抗体検査



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●過去の抗体検査調査
Searchで 抗体検査の報告書 
と検索してください。
犬と猫の3年間の抗体調査が分かります。

●ワクチンも異物、よってシンプルに
病原体は体にとっては異物、よそ者です、さらに保存料が同時に打ち込まれます。こちらも体にとってはよそ者です。
免疫細胞は律義にも休むことなく、体に侵入した異物に対して直接攻撃を加えたり、抗体を作ります。

身体に入れる異物はできるだけ少ないに越したことはありません。
世界獣医感染症学会が推奨するコアワクチンは
@ジステンパーAパルボBアデノです。
現実にコアワクチンをカバーするとなると最低限度5種ワクチンの選択になります。

上記の理由から
当院のワクチン接種は5種あるいは3種を接種しています。
そして漫然と接種するのではなく、抗体検査結果に基づいて判断しています。

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