広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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実習生感想文 [実習生感想文]

この度は、大変お世話になりました。
先日の病院見学におきまして、石崎先生をはじめとする先生や看護師の方々に、お盆前のお忙しいところ親切丁寧にご指導いただき誠にありがとうございました。
予約診療の一時診療を行う病院の実習は初めての経験でしたが、飼い主さんを待たせる事があまりなく、将来の参考にさせて頂きたいと思いました。

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獣医の先生方は飼い主の方に分かりやすく丁寧に説明されており、大学では経験することのできない現場の雰囲気を体験させて頂きました。また、看護師さんの皆様もが非常に病院の診療方針やその子についての治療方針について熟知されており、病院が一体となって患者に望む姿勢に感銘を受けました。
東洋医学や食事療法など石崎先生が率先してやられている治療はなかなか、大学では習うことではないので初めて詳しく学ぶことが出来ました。そして飼い主さんの治療の選択の幅が広がることはよいことだと感じ、将来に向けて自分で率先して勉強していこうと思いました。
今回の病院実習を通して、大学で学ぶこともたくさんあると感じました。それと同時に現場に出て病院の空気に触れてでしか、分からないこともあるなと思うことが出来た一週間でした。石崎先生をはじめとする先生方、看護師の皆様にもお世話になりました。また見学に行くことがあった際にはよろしくお願い致します。本当にありがとうございました。

麻布大学 獣医学部獣医学科 張戸 浩史



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のみアレルギー性皮膚炎 [News]

春先から秋にかけて蚤の発生時期になります。
それに伴い、蚤アレルギーが発生します。

●ちず、三毛猫、♀、10歳
「2−3日前からお腹がただれる」主訴で来院されました。
身体検査では、軽度の肥満と、歯石、腹部の湿疹、そして、蚤を見つけました。

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急性湿疹により、紅班、脱毛、感染が見られました。感染症に対する抗生物質と炎症を除去するステロイドは使用せずに、蚤の駆除と鉱石パウダーと舐め壊さないようカラーを装着しました。

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●10日後
赤みがすっかり引き炎症がなくなりました。

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●チビタ ♂ 柴犬
野犬に咬まれた主訴で来院されました。
拝見すると著しい蚤と掻痒、便からの瓜実条虫(蚤が媒介する腸内寄生虫)の排出、右大腿部の急性湿疹がありました。患部にはブドウ球菌の感染がみられました。

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●蚤駆除について
当院では、蚤の駆除薬の予防的使用はお勧めしていません!なぜならば、安全と言われながらも、蚤がバタバタと死亡してしまうう化学物質だからです、甲殻類にしか影響がないと説明されますが決して体に良い訳がないと思っています。メリットとデメリットを計りにかけながら繊細に注意を払い、安全性を最優先にしてお渡しています。


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犬の食物アレルギーとアカラス感染症 [News]

●ボストンテリア ♀ 8か月
初めは股に始まった膿皮症(皮膚感染症)でした。ブドウ球菌の感染を抑えるために短期間抗生剤の処方を行いました。再び1か月後に皮膚を掻きむしると再び来院されました。皮膚の検査を行うと、寄生虫であるアカラスが見つかりました、アカラス症の治療を行うも皮膚の炎症が徐々に増悪しはじめました。

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●悪化した皮膚病変
深刻な状況故に写真撮影をお願いする雰囲気もなく、改善後に飼い主さんからいただいた写真です。光が足らず見えにくい写真ですが、皮膚病変は顔から尾まで全身におよび、真っ赤にはれ上がり、感染症により膿が噴出し、一睡もできないほどの著しい痒みがあり、飼い主さんも動物もそれは、それは、大変な日々でした。

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●途中経過
アカラス症の治療と並行して、アレルギーを検討しました。年齢的に考察して食物アレルギーを最優先して食物トライアルを開始しました。

●4か月後
食物トライアル中に皮膚病変が著しく増悪した結果、飼い主さんは何度も何度も折れそうになりました、診察の度に暗い顔を拝見することは、お互いに辛く憂鬱な日々が続きました。幸い我々の励ましに応じ、最後まで信じて通っていただき、おやつを含め指定した食物以外は何も与えないよう厳格に指示を守っていただきました。

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すっかり綺麗になった現在は、飼い主さんとの笑顔に接することが何よりの楽しみです。


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