犬の椎間板ヘルニア 現在 [News]
●エル ♂ 3歳 Mダックスフンド
「昨晩足を捻ったようで、足に力が入っていない」主訴でした。
身体検査とセンサー検査、周波数測定により、膝、股関節に異常のないこと、椎間1〜2番間左右に異常が有ることが分かりました。(左がより重度)
神経学的検査では、深部痛覚はありますが、固有知覚反射は消失していました。
判定は椎間板ヘルニアによる中程度の神経障害となります。
●現在の治療
5年前までは、外科手術になるケースもしばしばありましたが、現在は、周波数による漢方薬の選択、鍼灸、周波数療法により手術を行う必要がなく完治できるように進化しました。安静が何よりの治療ですが、併せてコルセットの装着により回復が早まります。
●経過
初めに痛み専門の漢方薬を処方し、7日後からは、血行を改善する漢方薬に切り替え継続。安静を約束いただきながら約1ヶ月で完治しました。
*直りが悪い場合には、おとなしい子に限定されますが周波数によるハーモナイズ療法を併せると直りが早まります。
ドイツ振動協会 https://www.shindo.ne.jp/
ウサギの国際セミナー [News]
犬の鼠経ヘルニア [News]
●チワワ らん ♀ 7歳
「鼠経ヘルニア」の手術をご紹介いただきました。
現在7歳ですが、既に1歳半から症状があったそうです。
そして、徐々にヘルニア嚢が大きくなっていき、どれぐらい様子をみれば良いか迷い6年あまりが経過してしまいました。そして、いよいよ手術をしなければ・・・と。
●鼠経ヘルニア
鼠経ヘルニアとは、また(股)の鼠蹊部から腹腔内内容物が飛び出した状態を言います。
●手術
ヘルニアの中身は、大網(お腹の中にある脂肪の網)と子宮でした。大網あるいは腸、時に膀胱は当たり前に鼠経ヘルニアの内容となります、しかし、卵巣、子宮までが出てきたのは初の経験でした。
先ず、子宮体部、頸管が飛び出しそれにつられて卵巣が引きずり出されたことが想像されました。右の卵巣は鼠径部からアプローチできましたが、左が対処できないために、腹部正中切開を加えました。
卵巣(赤⇒)が遠位の鼠経部まで飛び出るとなると、卵巣を固定している靭帯が相当伸びる必要があります。
白矢印は、腹部内の脂肪の網である大網でした。
●縫合
鼠蹊部の切開だけで終了できるならばと思っていましたが、片側の卵巣が引き出せませんでした、そして、正中切開を行い、右卵巣を切除して鼠蹊部の大網を引き込み整復して縫合を行いました。
●3日目
傷の状態観察と痛み止めシールをはがすために来院いただきました。
徐々に元気になっている様子に安心しました。
体重が少し減りましたので、これを機会に大幅減少をお勧めしています。