よくある質問
手術について教えて(飼い主さんの準備) [よくある質問]
手術前準備について
●食事
予約日の前日夜9時以後は絶食させてください。
もし、食べ残しがあれば夜9時以降には引き上げてください。
水は飲ませてかまいません。
●手術前アンケート
アンケートをしっかりとお読み戴き、リクエストください。
●予防注射
他院で1年以内に接種されている場合には、証明書をご持参ください。入院では、未接種の方は、予防注射あるいは、インターフェロンを接種させていただきます。
●手術延期
出来るだけ安全に手術を行うために、健康状態に異常(下痢・嘔吐など)がある場合、術前血液検査で異常が認められた場合、術前レントゲンで異常が認められた場合などでは、手術が延期される場合があります。
●入金
入院、あるいは入院を希望される場合には、御入金(手術費の50%)を御持参下さい。
●印鑑
承諾書に署名と印鑑を戴きますので、ご準備ください。
●手術当日
飼い主さんにお時間があれば、動物の不安を少しでも無くすために、鎮静剤が効くまで(約15分間)一緒に待機戴ければ幸いです。
手術キャンセルについて
手術を取り消される場合には、お手数ですが事前にご連絡ください。
術後管理について
退院後は、我々の手を離れ飼い主さんの責任において管理されることになりますので、下記の注意事項を厳守いただき管理ください。
●術後2〜3日は食欲が落ちる場合もありますが、特に異常が認められなければ問題ありません。
●食事は、食欲が回復したれ、少量づつ3〜5回に分けて与えてください。
●包帯交換は、通常3日目に観察、巻く替えを行いますので、必ず来院ください。
●創口が治るまで、7〜10日間必要です。その間は、安静を厳守ください。
●抜糸は、通常、術後10日目に行います。
●常に注意深く観察し、何か異常に気がついたり、疑問が生じた場合には、速やかにご連絡ください。
●重症患者さんは、厳しい関係者の管理が必要とされますので、入院をお勧めします。
腹腔鏡って何ですか? [よくある質問]
皆さん、腹腔鏡ってご存知ですか?有名なところでは、王監督の胃がんの手術で取りあげられました。
大きく体を切開するのではなく、小さな穴から器具を挿入し、お腹の中で手術や検査を行う方法です。傷口が小さいので、術後の痛み、その快復を早める、人間の婦人科領域では、ほとんど腹腔鏡手術を用いています。
以下は、腹腔鏡を用いた肝臓の検査例です。
血液検査では、肝臓が悪いところまでは分かりますが、その原因追求は、組織を取って検査に出さなければ診断できません。気休めの強肝剤は避けたいものです。
肝臓の組織採取と同時に胆嚢から胆汁を採取して細菌培養検査も行います。
通常の開腹検査では、5〜10cmの切開が必要ですが、腹腔鏡を用いれば1.5cmの切開創で済みます。
肝臓の一部を採取している瞬間です。
この組織を検査に出して、肝臓の状態を診断します。
肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれます。
75%障害されないと、なかなか外見では、状況がつかめません、血液検査では、原因が分かりませんので、この検査を早期に行うことで治癒させ、あるいは病気進行を防ぎましょう!
突出した異常部分と肝臓全体に炎症があるような腫れが感じられます。
元気な肝臓は、見るからに「新鮮で美味しそう?」締まって感じられます。
病気にならない生き方とは [よくある質問]
何より大切なことは、
病気にならない生き方です。
以下の事を日頃から十分に注意して、病気にさせないように重々ご注意ください。
飼い主さんにも十分通じる内容です。
飼い主さんあってのペットですから、同様にご注意ください。
●体温低下を防ぐ★★★
皆さんおなじみの生姜をお食事に加えることをお勧めしています。
(猫ちゃんには、無理だと思います。)
実は、生姜は漢方薬の50%のベースにもなっているのです。
体温が上昇すると、血行がよくなり、リンパ球の数が増え、免疫力が上昇します。
●ストレスを与えない★★★
ストレスがかかると、交感神経が優位になり、血管がしまり、体温が下がり、リンパ球が低下し、免疫が低下します。
「病気の時には、飼い主さんの暖かい優しい手当て」が必要になります。
また、普段の生活でも、優しい言葉をかけて、褒めて育て、副交感神経を優位にするよう心掛けてください。
●安全で、遺伝子に沿った食事を食べる★★★
ワンちゃんも猫ちゃんもご先祖様は、肉食獣です。
遺伝子の指令に従って、安全、安心な食べ物を与えることが、最重要事項です!
●副流煙を吸わせない
煙は足元へ流れますから、人間以上に煙を吸うことになります。タバコも値上がりすることですから、これを機会に、飼い主さんの為にも禁煙しましょう!
●電磁波から身を守る
眼に見えない電子波は、体のバランスを崩します。
できるかぎり、電磁波に触れない生活を心がけましょう!
電子レンジで「チン。」して与えてはいけません。
●安全な「水」を与える
体の70%は水分です。
安全、安心なお水をいただくことは、食事と同じくとても大切なことです。
動物の持ち方を教えて [よくある質問]
保定とは、動物を保持することをいいます。保定次第で動物の身体への負担が軽減されますので、飼い主(管理者)として正しい保定を憶えてください。 ただ、注射接種や採血時のみ保定を行いますと、動物にとって嫌な記憶を残してしまうことになりますので、普段から下記の保定を試みるようにしてください。 そして、上手くできた(じっとしていた)時には、すぐにご褒美をあげるか、しっかりと褒めてあげてください。そうすると、良い記憶としてインプットされ、スムーズに保定が行えるようになります。
小型犬における保定法
1. 片腕を喉の下から通し、首を支持する。
2. 次に残る片腕を背中からお腹にまわす。
3. 両腕を軽く自分の胸に引きよせる。
※左右で練習してください!
大型犬における保定法
1. 片腕を喉の下から通し、首を支持する。
2. 残る片腕を胸の下から通し、指示する。
3. 両腕を引きつけ、胸を密着させる。
4. 後部の者と息を合わせて、抱き上げる。
※1 左右で練習してください!
※2 飼主さんは、ワンちゃんを座らせて、前部を持つ練習をしてください。後部は、スタッフが持ち上げます。