広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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犬のアレルギー性皮膚疾患 [飼い主さん感想文]

石崎先生へ
今まで本当にお世話になりました。
小さい頃からアトピー性皮膚炎にアレルギー性皮膚炎を抱えたビスコは痒みや脱毛を抑えるために、色々な薬やサプリメントを服用していました。

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引っ越しの葉書いただきました。

それが、石崎動物病院にお世話になってからというもの、オゾン療法や食生活の改善で、薬に頼らなくてもだいぶ状況が改善したと思います。周囲からも、だいぶ赤みが減ったねと言われてとても嬉しいのです^^

ビスコの身体に負担をかけないということを第一に考えた治療を提案していただいたり、日常生活で実践できる健康に役立つ知識や食の大切さを教えていただいたりと、先生からはたくさんのことを学ばせていただきました。
いつも勉強熱心な先生に刺激されて、私もビスコのためにホリスティックケアや食育の勉強を始めたのですが、その結果、先生の言っていたことがいかに大切か、ということの再確認をすることにもなりました。

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最後の診察日に撮影、緊張したのか硬い表情のビスコ。

また、ビスコが子宮蓄膿症になったときは、
腹腔鏡手術をしていただいたおかげで回復も早く、私も安心して経過を見守ることができました。

ビスコは、診察を邪魔するくらい顔を舐め回しても、いつも笑顔で受け入れてくれる先生のことが大好きでした。
看護師さんたちもとても優しくて、病院なのに診察台や待合室で寝ちゃうくらいリラックスしていました。
そんな石崎動物病院でしたから、2週間おきに広島市内から1時間かけて通うことも、全く苦にならず、むしろ楽しみでした。

主人の転勤で引っ越しとなり、通うことができなくなったのが非常に残念ですが、先生に出会えて本当によかったです。
ビスコはもちろん、私もお世話になって心から感謝しています。
飼い主まで成長させていただけるなんて・・・
本当にありがとうございました!

耳塚りか&先生のことが大好きなビスコより


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猫の呼吸困難(炎症性肺炎) [News]

●マロ 日本猫 10歳  ♂
「食欲がなく、尿が少ない」主訴で来院されました。聴診で肺に湿性ラッセル音が聴取されたので、レントゲン撮影を行いました。そのレントゲンでは、肺野全体に及ぶ肺炎像が発見されました。

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この像から感染性肺炎、非感染性肺炎を疑い、次の検査である気管支洗浄をお勧めしました。

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●気管洗浄液
麻酔をかけて気管内を洗浄し、材料を採取しました。此の作業は、犯人を眼で確かめるために必要検査です、リスクはありますが、病状を確実に把握する有効な手段となります。

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採取した気管洗浄液です。此の材料で培養、細胞診、遺伝子検査などを行い、原因を追究します。証拠なしに抗生剤やステロイドを投与することは避けなければなりません。

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*抗生剤投与について
人間で大きな問題になっている耐性菌は、医療関係者の漠然とした使用により大きな社会問題が生じています。本当に抗生剤が必要な時に、短期間、高容量を使用し、耐性菌(抗生剤の効かない菌)の発現を抑えなければなりません。乱用は、人類/動物の死活問題に発展してしまいます。故に使用する側は、肝に銘じて適切に使用しなければなりません。化膿したら抗生物質、熱があれば抗生剤、咳が出れば抗生剤、出血したら抗生剤と考えるのは生存の危機となります。

●治療5日後
食欲はありませんが、呼吸状態が随分落ち着きました。確認のレントゲンを撮影すると、初日の間質性肺炎像がほぼ綺麗に改善していることが分かりました。

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著しい改善は見られましたが、油断はできません。しばらく入院いただいて、精査させていただきます。

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猫の黄疸1 [News]

●嵐 ♂ 5歳ぐらい
「食欲元気がなく吐く」主訴で来院されました。体温40度、皮膚弾力低下、虚脱、口からの出血が見られました。

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●黄疸とは?
嵐の身体検査では、明らかに粘膜の色が黄色に変化して、黄疸があることを物語ります。黄疸は、血液中のビリルビン(赤血球の主要構成成分)が増加して、皮膚や粘膜などの組織が黄色く変化した状態を言います。原因は、胆管閉塞、脂肪肝、肝腫瘍、胆管肝炎、肝臓関連性外の全身性疾患(寄生虫、ウイルス、薬物、毒素、内分泌)、外傷などが挙げられます。

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眼の内側に位置する瞬膜(第3眼瞼)が黄色に変化しているのが分かります。
*自宅での黄疸チェック法として、皮膚の色よりは、結膜、軟口蓋(内上顎の部分)を観察すると黄色く変化する黄疸を発見しやすくなります。

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黄色く変色した第3眼瞼

●治療 2週間後
嵐は、上記の鑑別リストから除外診断を行い、胆管肝炎と診断しました。そして、抗生剤の投与を開始し、栄養給与は、鼻チューブによるサポートを行いました。一時は、瀕死の状況でしたが、当初のビリルビン値7.7が現在は、0.7に低下し、現在はもの凄い食欲が出ました。

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ご機嫌な嵐君。

*嵐君は治療が気に入ったのか、診察台の上から降りようとせずモミモミとご機嫌です。目が合うと「何かクレ〜」と訴えます。

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